「インデックス投資はやめとけ」「思ったより増えない」「損した」という声を聞いて不安になったことはありませんか?
結論から言えば、インデックス投資自体が悪いわけではなく、多くの人が「正しいやり方」で続けられていないことが原因です。
この記事では、実際の失敗例・よくある落とし穴・続けるための具体策を、初心者にもわかりやすく徹底解説します。
なぜ「やめとけ」と言われるのか?その主な理由
1. 短期で儲からない
インデックス投資は10年〜20年単位で成果が出る投資法。
短期間での爆発的な利益を期待して始めた人には「退屈」「増えない」と映ってしまいます。
2. 元本割れすることもある
暴落時や景気後退局面では、一時的に含み損を抱えることもあります。
「損をした」と感じてしまい、途中でやめる人が多いのも事実です。
3. 自分に合っていなかった
- リスク許容度に合わない金額で始めてしまった
- 生活費を削ってまで積み立てていた
- SNSやYouTubeに煽られて投資スタート
よくある失敗パターンとその対策
失敗例①:暴落で売却してしまった
コロナショックやリーマンショックなどの急落時に、恐怖心から売却。その後の上昇相場に乗れなかったケース。
対策:投資は「続ける人が勝つ」世界。下がったときこそ積立継続を。
失敗例②:高値掴みして放置
上昇相場で一括投資し、その後下落してモチベーションが下がり、放置してしまった。
対策:積立投資(ドルコスト平均法)で時間分散。価格変動のリスクを平準化。
失敗例③:周囲の意見に左右されてコロコロ変える
「全世界株がいい」「S&P500が最強」などの情報に影響されて、頻繁にファンドを乗り換える。
対策:最初に方針を決めたら数年単位で運用。ブレない戦略を持つ。
成功する人の特徴
- 投資目的が明確(例:老後資金、教育資金)
- 月1〜2回の資産確認のみでメンタルを保つ
- 暴落時も積立を継続できるルールを作っている
- 情報の取捨選択が上手く、SNSに振り回されない
インデックス投資をやめるべき人の特徴
- 短期間で成果を求めている
- 元本割れが我慢できない
- すぐに結果を出したい性格
このような方は、積極的に運用スタイルを見直すか、他の手法を検討したほうが良いかもしれません。
初心者が守るべき5つのルール
- 収入の範囲内で積立
- 最低5年〜10年の運用を前提に
- 暴落時に売らない
- シンプルなファンドを選ぶ(eMAXIS Slim等)
- 積立額は無理なく変更できるように
よくあるQ&A
- Q. SNSで他人の成績を見て焦ります…
- A. 他人のポートフォリオは参考であり、比較する必要はありません。自分の目的に合った運用が最優先。
- Q. 途中で損失が出たら?
- A. 含み損はあくまで「評価額」。長期目線で持ち続けることで回復する可能性が高いです。
- Q. 積立を途中で止めてもいい?
- A. 家計が厳しくなったら一時的に停止もOK。無理のない範囲で再開しましょう。
まとめ
インデックス投資は万能ではありませんが、正しい知識と心構えを持てば、最も再現性の高い投資法の一つです。
「やめとけ」と言われる理由を正しく理解し、自分の投資方針を持って継続することが、将来の資産形成につながります。
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