「ETFってどうやって買えばいいの?」「証券口座が必要って聞いたけど、どこで開けばいいの?」

このような疑問を持つ方に向けて、本記事ではETF(上場投資信託)の始め方を、ゼロから順を追って解説します。

初心者でもつまずかずに始められるよう、証券口座の開設方法からETFの銘柄選び、実際の買付手順、さらには失敗しないための注意点まで網羅しました。
ETF投資をスタートしたいすべての方に役立つ実践ガイドです。

ETFとは?かんたんなおさらい

ETF(Exchange Traded Fund)は「上場投資信託」のことです。
株式のように証券取引所で売買できる投資信託であり、特定の指数(インデックス)に連動するように運用されます。

例えばS&P500連動ETF(VOO)を購入すれば、米国の主要500社にまとめて投資できます。
少額から分散投資ができ、運用コストも低いため、初心者に人気のある資産形成手段です。

ETFを買うには「証券口座」が必要

ETFは証券取引所で売買されるため、まずは証券会社で取引口座を開設する必要があります。

証券会社特徴ETF売買手数料(国内)
楽天証券楽天ポイントで投資可、初心者に人気一部無料
SBI証券取扱商品が豊富、口座数No.1一部無料
マネックス証券米国ETFに強い、自動積立も可能一部無料

ETF購入までの流れ|5ステップで解説

  1. 証券口座を開設する
  2. 証券口座に入金する
  3. ETF銘柄を選ぶ
  4. 買付注文を出す
  5. 保有銘柄をチェック・管理する

初心者におすすめのETF銘柄

銘柄内容特徴
VOO米国S&P500連動米国大型株に分散投資
VT全世界株式全世界に投資可能
2558国内S&P500連動ETF円建てで米国市場に投資可能
1306TOPIX連動ETF日本株に分散投資
VYM米国高配当株ETF配当利回り重視

注文方法|「成行」と「指値」の違いを知ろう

成行注文:市場価格で即時に約定(初心者向き)

指値注文:自分が希望する価格で発注(上級者向き)

米国ETFと国内ETFの違いに注意

  • 為替リスクがある(円高・円安の影響)
  • ドルでの買付が必要
  • 二重課税の可能性(外国税額控除で対応)
  • 国内ETFは日本円でそのまま購入できる

購入後にやるべきこと

  • 配当金の受取設定を確認
  • 定期的な買い増し・積立を検討
  • 売却タイミングを考慮

よくある質問(FAQ)

  • ETFはいくらから買えますか?
    国内ETFは1,000円台から、米国ETFは数百〜数千ドル。
  • つみたてNISAでETFは買えますか?
    一部ETFは対象ですが、多くは投資信託が主流です。
  • 初心者でもETFで失敗しませんか?
    分散投資と低コストで失敗リスクは低め。ただし元本保証はありません。

まとめ|ETFは5ステップで簡単に始められる

ETFは、株と投資信託の良いとこ取りをしたような投資商品であり、初心者でも少額から始められます。

  • 証券口座を開設
  • 資金を入金
  • 銘柄を選んで買付
  • 保有管理・分配金受取
  • 必要に応じて買い増し・売却

将来に向けた資産形成の第一歩として、ETFは非常に有力な選択肢です。