ホーム > お金 > FX会社 > DMM FX > DMM FXの取扱通貨ペア一覧と特徴|初心者におすすめはどれ?
【まず結論】最初の一本はUSD/JPY、次点でEUR/USD・EUR/JPY
DMM FXでは主要通貨からクロス円、高金利まで幅広く取引できます。しかし、通貨ごとに流動性・ボラティリティ・指標感応度が異なるため、最初の選び方で難易度が激変します。本記事では、取扱通貨ペアの俯瞰から向き不向き、避けたい落とし穴まで、初心者でもそのまま真似できる粒度で整理。今日から迷わない基準を手に入れましょう。
この記事で分かること
- DMM FXの通貨ペア一覧とカテゴリ別の特徴
- 主要ペアの向き不向き(流動性・ボラ感・ニュース耐性)
- 初心者におすすめの3ペアと選定理由
- 取引スタイル別(スキャル/デイ/スイング)の最適組み合わせ
- 時間帯×通貨の動き方の癖と注意イベント
- DMM FXの取扱通貨ペアを俯瞰する
- 通貨ペアの基本特性:流動性×ボラ×指標感応度
- 初心者におすすめの通貨ペアベスト3
- 取引スタイル別:最適なペアの選び方
- 時間帯で変わる“動きの癖”を掴む
- 「実質コスト」で通貨を選ぶ発想
- 通貨の相関と分散を理解する:“同じ動き”を重ねない
- 通貨ペア選定フロー:目的→時間→ボラ→情報コストの順に決める
- よくある失敗と回避テンプレ
- モデル構成例:“固定2+観察1”で迷いを減らす
- 運用を底上げする小ワザ:“型の固定”と“日次3行メモ”
- 追加コンテンツ:“最初の4週間”ロードマップ
- 通貨ペア別:NG行動と対処のクイックリファレンス
- 実践シナリオ:時間×通貨で迷いを消す
- まとめ:“固定2+観察1”で、通貨の癖を身体で覚える
- よくある質問(FAQ)
DMM FXの取扱通貨ペアを俯瞰する
まずは全体像を掴みましょう。以下は代表的なカテゴリと通貨ペアの整理です(相場状況や提供状況で変わるため、最新のレート画面で必ず確認を)。
ポイント: 初心者は主要ペア中心、次点でクロス円の中でも流動性が高いものから順に。
カテゴリ | 通貨ペア(例) | 主な特徴 | 初心者向き | ひと言メモ |
---|---|---|---|---|
主要(メジャー) | USD/JPY, EUR/USD, EUR/JPY | 流動性が高くニュース量も豊富 | ◎ | まずはここで“型”を作る |
ドルストレート | GBP/USD, AUD/USD, NZD/USD, USD/CHF, USD/CAD | 米指標の影響が直結、通貨特性が出やすい | ○〜△ | ボラは比較的しっかり、要イベント警戒 |
クロス円 | GBP/JPY, AUD/JPY, NZD/JPY, CAD/JPY, CHF/JPY | 円が絡むため日本時間も参加しやすい | ○ | GBP/JPYは値動き大、慣れるまで注意 |
高金利・新興 | TRY/JPY, ZAR/JPY, MXN/JPY など | スワップ狙い向きだが材料で大きく変動 | △ | 小ロット・分散・長期前提で |
通貨ペアの基本特性:流動性×ボラ×指標感応度
どの通貨にも得意な時間帯・動き方の癖があります。数値は相場環境で変わるため、ここでは相対評価で特徴を把握しましょう。
通貨ペア | 流動性 | ボラ感 | 指標感応度 | ひと言 |
---|---|---|---|---|
USD/JPY | 高 | 中 | 中〜高(米金利・要人) | 最初の一本に最適 |
EUR/USD | 高 | 中 | 高(米欧指標) | 教科書的で“型”を学びやすい |
EUR/JPY | 中〜高 | 中 | 中(欧・日材料) | 円絡みで日本時間も追いやすい |
GBP/JPY | 中 | 高 | 高(英指標・要人) | 初心者は小ロット必須 |
初心者におすすめの通貨ペアベスト3
USD/JPY(ドル円)
- 流動性が高く滑りにくい体感
- 情報量が多く学びやすい
- 日本時間でもチャンスがある
- 最初の一本として“型”を固めやすい
EUR/USD(ユーロドル)
- 世界で最も取引が多いメジャー
- テクニカルが素直に効きやすい局面が多い
- 米欧の指標時間に集中して練習可
- ドル円と性格の違いを学びやすい
EUR/JPY(ユーロ円)
- 円絡みで日本時間の値動きも適度
- 方向感が出やすい日の波に乗りやすい
- ドル円と違う癖を体感できる
- 指標前後はロット半減が安全
※スマホでは横にスライドしてカードを確認できます。
取引スタイル別:最適なペアの選び方
スキャルピング
- USD/JPY・EUR/USD中心
- スプレッド狭い時間帯に限定
- 経済指標の直前直後は回避
- 回数より精度を重視
デイトレード
- USD/JPY・EUR/USD・EUR/JPY
- ロンドン〜NYの重なる時間に集中
- 分割入場+建値繰り上げで守る
- 終値までにノーポジへ戻す
スイング
- EUR/USD・AUD/USD・EUR/JPY
- 日足のトレンド方向に順張り
- イベント前は規模半分
- ギャップ想定で余力多め
スワップ重視
- MXN/JPY・ZAR/JPY などを小ロットで
- 長期・分散・低レバが原則
- 政策金利・財政ニュースに敏感
- 逆行時の撤退基準を先に作る
※スマホでは横にスライドしてカードを確認できます。
時間帯で変わる“動きの癖”を掴む
値動きの活発度と注意イベントは時間帯で大きく変化します。狙う時間を先に決め、その時間に“素直に動くペア”を選ぶのが効率的です。
時間帯 | 活発なペア傾向 | 注目イベント | 運用メモ |
---|---|---|---|
東京(午前〜昼) | USD/JPY・EUR/JPY | 仲値・要人発言 | “素直な波”で型の練習に最適 |
ロンドン(夕方〜夜) | EUR/USD・GBP/JPY など | 欧州指標・要人 | ボラ上昇。ロット控えめで精度重視 |
NY(夜〜深夜) | EUR/USD・USD/JPY など | 米指標(CPI, 雇用, FOMC) | 指標直後は回避→収れん後に勝負 |
「実質コスト」で通貨を選ぶ発想
実質コスト = スプレッド + 滑り(約定差) + スワップ ± 機会損失
重要: 「狭いスプレッド」だけでは勝てません。広がりやすい時間帯や約定の安定感、保有時間に応じたスワップまで含めて“自分にとって有利な通貨”を選びましょう。
通貨の相関と分散を理解する:“同じ動き”を重ねない
通貨ペアはしばしば同じ方向に動きやすい組み合わせ(正の相関)や、反対方向に動きやすい組み合わせ(負の相関)を持ちます。たとえばEUR/USDとUSD/CHFは、「ドル」に対する位置づけが逆のため逆相関になりやすい傾向がある一方、USD/JPYとEUR/JPYは「円」で共通しやすく一方向に走りやすい局面もあります。相関を意識せずに複数ペアへ同方向でエントリーすると、実質的にロットを膨らませたのと同じリスクを抱えることになりがちです。逆に、相関の弱い組み合わせで構成すれば、一度のニュースで口座全体が同時被弾する事態を避けやすくなります。
組み合わせ | 相関の傾向(概念) | 注意ポイント | 分散の工夫 |
---|---|---|---|
USD/JPY × EUR/JPY | やや正相関(円要因で同方向になりやすい) | 円主導のニュースで同時被弾しやすい | どちらかを観察枠にし、片建てを徹底 |
EUR/USD × USD/CHF | やや逆相関になりやすい | 逆方向を同時保有するとヘッジに似た状態でコスト増 | 同時保有は片側だけに寄せる運用を優先 |
AUD/USD × USD/CAD | 中立〜場面次第(資源・株式の影響) | コモディティや株式の動向で一斉加速も | イベント前はロット半減で被弾幅を抑制 |
GBP/JPY × EUR/JPY | 正相関寄り(円+欧州の影響) | ボラ上振れ時はリスク集中 | 片側は小ロット・短時間のみ |
通貨ペア選定フロー:目的→時間→ボラ→情報コストの順に決める
迷いを減らすには、毎回同じ意思決定の順序を踏みます。下記フローは、初心者〜兼業トレーダーが現実的に運用しやすいよう、必要最低限の分岐で組んでいます。
Step1:目的を固定
- 短期(当日内)=デイトレ中心
- 中期(数日)=スイング主体
- 長期(週〜)=スワップ寄り
※期間が長いほどイベント被弾やスワップの影響が増します。
Step2:時間帯で絞る
- 日中(東京)=USD/JPY, EUR/JPY
- 夕方(欧州)=EUR/USD, GBP系
- 夜間(NY)=USD/JPY, EUR/USD
※“自分が触れる時間”に素直に動くペアを選ぶのが近道。
Step3:ボラ許容×情報コスト
- 低〜中ボラ:USD/JPY, EUR/USD
- 中〜高ボラ:GBP/JPY, 豪州系
- ニュース追跡の手間が重いならメジャー重視
※最終的に2ペアに固定し、もう1ペアは観察枠。
※スマホでは横にスライドしてカードを確認できます。
あなたの条件 | 推奨ペア | 運用メモ |
---|---|---|
夜1〜2時間だけ触れる | USD/JPY or EUR/USD | NY時間のニュース直後は回避→収れん待ち |
指標追いは重く感じる | USD/JPY固定+EUR/JPY観察 | 日本時間で“型”の練習を優先 |
値幅がない日は苦手 | EUR/USD+イベント日だけGBP系 | イベント日はロット半分で対応 |
- 今日の経済指標(発表時刻・重要度)を確認したか?
- 狙う時間帯に素直に動くペアか?(迷うならUSD/JPY)
- 同時に持つペアの相関は高すぎないか?
- 1回の許容損失=口座×1%でロットを算出したか?
- 指標前は規模半分のルールを徹底できるか?
よくある失敗と回避テンプレ
失敗例(あるある)
- 「勝てないからペアを増やす」→相関が高く損失が連動
- ニュース未確認のままロンドン開始直後に参戦
- ボラ高ペア×大ロットで、メンタルが耐えられない
- 同じ時間帯にトレードと検証を同時にやって散漫
回避テンプレ(コピペでOK)
【今日の稼働時間】19:30-21:30(NY前半) 【取引ペア】USD/JPY(主)/EUR/USD(観察) 【ニュース】米指標22:30 → 直前直後は入らない 【ロット】口座×1%を損切り幅から逆算(例:15pipsで○通貨) 【ルール】連敗2で規模半分/含み益は分割で建値繰上げ 【終端処理】21:25にノーポジへ/日次メモを3行で記録
モデル構成例:“固定2+観察1”で迷いを減らす
通貨ペアは増やすほど上達するわけではありません。むしろ「固定2+観察1」で同じ癖を反復した方が、勝ちパターンとやらかしパターンが早く浮き彫りになります。以下の4モデルから、自分の稼働時間と気質に合うものを選びましょう。
モデルA:王道・基礎固め
- 固定:USD/JPY・EUR/USD
- 観察:EUR/JPY
- 東京〜NYまで運用しやすい万能構成
- 学習コストが低く、検証が進む
モデルB:夜だけサクッと
- 固定:USD/JPY・EUR/USD
- 観察:GBP/JPY(イベント日)
- NY前半の動きに集中、時間で切る
- GBP系はロット半分
モデルC:スイング寄り
- 固定:EUR/USD・EUR/JPY
- 観察:AUD/USD
- 日足トレンドに順張り、イベントで縮小
- 週またぎは規模半分〜ゼロ
モデルD:スワップ分散
- 固定:USD/JPY(ヘッジ用少量)
- 観察:MXN/JPY・ZAR/JPY
- 小ロット・分散・低レバで長期
- 政策金利と財政ニュースを最優先で確認
※スマホでは横にスライドしてカードを確認できます。
運用を底上げする小ワザ:“型の固定”と“日次3行メモ”
- 型の固定:時間帯・足種・インジ(最大3つ)・決済ルールを1枚に集約して印刷 or スマホ常備。
- 日次3行メモ:①環境(トレンド/レンジ)②実行(入場理由/損切り)③反省(次回の改善1つ)。
- 連敗ルール:連敗2で規模半分、当日は終了。連勝2でも規模をすぐ戻さない。
- 観察枠の活用:新ペアはまず発注せず観察→癖を言語化してから小ロットで試す。
追加コンテンツ:“最初の4週間”ロードマップ
通貨ペア選びは「型の固定」が最速の上達ルートです。ここでは、固定2+観察1の方針を前提に、4週間で基礎を完成させる実践カリキュラムを提示します。
重要なのは、やることを減らすこと。通貨を増やせば知識が増えるように見えますが、実際には判断のノイズが増えて一貫性を失います。同じ時間・同じペア・同じ型で、検証を積み上げていきましょう。
Week 1:用語と“視点”の統一
- ペア:USD/JPY固定、EUR/USDは観察のみ
- 足種:5分&1時間で環境→戦術→実行
- 型:移動平均+水平線のみに限定
- 宿題:毎日3行メモ(環境/実行/改善)
※「見る場所」を固定すると、同じサインが見えてきます。
Week 2:時間帯の癖を掴む
- 稼働:東京orNYのどちらかに絞る
- 禁止:指標直前直後の参戦
- 検証:「素直に動いた時間」の共通点
- ロット:損切り幅から逆算(口座×1%)
※勝てる時間だけ触る=勝率の自動改善。
Week 3:分割と建値繰上げ
- 入場:分割エントリーで平均価格を調整
- 管理:含み益で一部利確→建値ストップ
- 回避:負けを取り返す発想を禁止
- 観察:EUR/JPYを観察枠に追加
※勝ちを逃さず、負けを小さく保つ練習週間。
Week 4:相関と分散の定着
- USD/JPY × EUR/USDの同時保有は原則NG
- 代わりに観察→片側に寄せる運用
- イベント日はロット半分で被弾幅を制御
- 週末に勝ちパターン3個を文章化
※ルールが“文章”で書ければ、再現性が生まれます。
※スマホでは横にスライドしてカードを確認できます。
通貨ペア別:NG行動と対処のクイックリファレンス
どの通貨にも「やってはいけない触り方」があります。負け方の型を先に覚えると、余計な損失を削れます。下表は実務で役立つ即席チェックです。
通貨ペア | NG行動 | 対処テンプレ | メモ |
---|---|---|---|
USD/JPY | NYの重要指標直前に成行で飛びつく | 収れん待ち→分割入場→建値繰上げ | “待つ”練習に最適なペア |
EUR/USD | レンジ中央で逆張り多発 | 上下限の水平線だけで勝負 | テクニカルが素直=計画通りに |
EUR/JPY | 欧州時間の加速に大ロットで乗る | ロット半分/分割決済で逃げ道確保 | 日欧ニュースの二重被弾に注意 |
GBP/JPY | 高ボラを忘れて損切り遠すぎ | 損切り幅=ボラ基準で再計算 | 最初は小ロット限定 |
MXN/JPY など高金利 | 短期で大ロット、ナンピンで耐える | 小ロット・分散・長期前提(撤退基準必須) | 政策金利&財政ニュース最優先 |
実践シナリオ:時間×通貨で迷いを消す
同じ戦略でも、時間帯が変わると勝率や期待値は大きく変わります。以下の4カードは、短時間で再現しやすい段取りに落としたサンプルです。実際の相場でそのまま読み上げて手を動かせるように、手順を簡潔に記しました。
東京×USD/JPY
- 5分で方向、1時間で環境を確認
- 仲値前後は観察、終わってから入る
- 分割入場→半利確→建値繰上げ
- 正午以降は無理せず撤収
欧州×EUR/USD
- 欧州指標カレンダーを先に確認
- レンジなら上下限のみを狙う
- 一度抜けたら戻り待ちで焦らない
- NY入りでボラ上昇→ロット半分
NY×USD/JPY
- 重要指標の直前直後は回避
- 収れん後のトレンド方向に順張り
- 分割決済で利益を確保→建値保全
- 終了時刻を決めてノーポジへ
イベント日×EUR/JPY
- ロット半分・損切り広めで準備
- 初動は見送り、二波目以降を狙う
- 勝ち筋なしと判断したら即撤退
- 日次3行メモで翌週に活かす
※スマホでは横にスライドしてカードを確認できます。
まとめ:“固定2+観察1”で、通貨の癖を身体で覚える
本記事の核心はシンプルです。①USD/JPY・EUR/USDのどちらか(できれば両方)を固定ペアに据える。②もう1ペアは観察枠として癖を言語化。③稼働時間・指標回避・分割決済・建値保全の型を反復する。
通貨ペア選びは“知る”より“決める”が9割。今日から固定2+観察1を運用に落とし込み、小さく確実に前へ進みましょう。
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