外為オンラインの通貨ペア×iサイクル2取引™相性表|おすすめ組み合わせ

FX会社︰外為オンライン

【最適ペア選び】レンジ性×ボラ×スワップで“相性”を可視化

「どの通貨ペアを選べばiサイクル2取引™と相性が良いのか?」——答えは感覚ではなく、レンジ性・ボラティリティ・スワップの3軸で体系化できます。本稿では、外為オンラインで扱う主要通貨・クロス円・高金利通貨を同じものさしで評価し、相場フェーズ別のおすすめ組み合わせと、初心者でも迷わない段階的な拡張プランを提示。さらに、今日から使えるスコアリング式の選定フレームで“失敗しにくい通貨選び”に導きます。

この記事で分かること
  • 通貨カテゴリ別の特性(主要・クロス円・高金利)を3軸で理解
  • 相性スコアの付け方(レンジ性×ボラ×スワップの重み付け)
  • 相場フェーズ別:推奨/回避の組み合わせ
  • 初心者の段階的拡張:1→2→3通貨の増やし方
  • よくある失敗と安全側に寄せる調整ルール

結論:“レンジが続きやすい×コスト控えめ”が基本軸

iサイクル2取引™は「一定の値幅で往復を積み重ねる」設計のため、①レンジ性(方向性が偏りにくい)②適度なボラ(行って来いが起きやすい)③実質コスト(スプレッド+滑り+スワップ)の3条件が要。とくに初心者は、USD/JPY・EUR/JPY・AUD/JPYなど情報量が多く、スプレッドも比較的安定した通貨から始めると失敗が少なくなります。高金利通貨(MXN/JPY・ZAR/JPY)はスワップが魅力ですが、トレンドが出ると戻らない期間が長くなるため、ポジション密度レンジ幅を十分に緩め、数量も抑えるのが鉄則です。

通貨カテゴリ別の特性(レンジ性・ボラ・スワップ傾向)

相性を客観視するため、主要カテゴリの傾向を整理します(実際の数値は時期で変動するため、ここでは“評価軸”としての使い方を示します)。

カテゴリ 代表ペア レンジ性 ボラ スワップ傾向 相性コメント
主要通貨 USD/JPY, EUR/JPY 中〜高 中(時期差) 情報量が多く再現性◎。入門に最適。
クロス円(資源) AUD/JPY, NZD/JPY, CAD/JPY 中〜やや高 中〜やや高 ボラが適度で回転が狙いやすい。
高金利通貨 MXN/JPY, ZAR/JPY 低〜中 中(トレンド化注意) トレンド片寄り時は要縮小。数量と密度を抑える。
ボラ高系 GBP/JPY 短期で回転するが過密は禁物
※スマホは横にスライドして表を確認できます

“相性スコア”の作り方(レンジ性×ボラ×スワップ)

迷ったときは、各軸を5点満点で採点し、重み付け合計で比較します。
例:総合=レンジ性×0.4+ボラ×0.3+スワップ×0.3

ペア レンジ性(0.4) ボラ(0.3) スワップ(0.3) 総合例 コメント
USD/JPY 4 3 3 3.4 入門安定。密度を詰めすぎない。
EUR/JPY 4 3 2 3.1 情報量が多く管理しやすい。
AUD/JPY 3 4 3 3.3 回転狙い。広めレンジで粘る。
GBP/JPY 3 5 2 3.3 過密厳禁。本数を抑制。
MXN/JPY 2 3 5 3.3 スワップ魅力。数量極小で。
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初心者向け:段階的な拡張プラン(1→2→3通貨)

いきなり多通貨にせず、1通貨で運用ルールを固めてから範囲を広げます。以下は実務で使いやすい拡張例です。

Step1:USD/JPYのみ

  • 広めレンジ+本数控えめ(密度を上げない)
  • 週1レビューで利確幅と本数を再調整
  • 指標前は原則“新規停止”で守り優先

Step2:+AUD/JPY

  • 相関が上がりすぎないよう数量は半分
  • 回転しやすい時間帯をメモ→利確幅微調整
  • 一時停止ルール(広がり・イベント)を明文化

Step3:+EUR/JPY or MXN/JPY

  • EUR/JPY:情報量が多く管理しやすい
  • MXN/JPY:スワップ狙いは数量極小
  • 通貨ごとの停止・再開基準を別管理

※スマホでは横にスライドしてカードを確認できます。

相場フェーズ別:推奨/回避の組み合わせ早見表

iサイクル2取引™はレンジに強く、単一方向の強いトレンドや急変相場では縮小・停止を前提に運用します。下表は主要ペアについて、上昇/下降/レンジ/急変の各フェーズでの基本スタンスを整理したものです(◎=推奨○=条件付き△=注意×=回避)。

通貨ペア 上昇トレンド 下降トレンド レンジ 急変(ボラ急増) コメント
USD/JPY 情報量豊富。基本はレンジ特化が安定。
EUR/JPY クセが弱めで管理しやすい。
AUD/JPY 回転良好。広めレンジ+本数控えめで。
GBP/JPY × 過密厳禁。本数とロットを最小側に。
MXN/JPY × スワップ魅力も数量極小が前提。
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設定テンプレ(例):レンジ幅・本数・利確幅の考え方

数値は相場水準とボラで変えるため、ここでは「考え方」と「組み立て例」を提示します。本数=密度利確幅=回転速度と滑り耐性レンジ幅=含み損耐性のトレードオフで最適化します。

通貨ペア レンジ幅(例) 本数(例) ステップ幅 利確幅(pips) 想定ロット メモ
USD/JPY 5〜7円 15〜25 均等 10〜20 最小〜小 入門用。イベント時は新規停止
EUR/JPY 5〜7円 15〜25 均等 10〜20 最小〜小 USD/JPYと重複ゾーンをずらす
AUD/JPY 6〜8円 12〜20 均等 12〜25 最小 回転狙い。本数やや少なめで。
GBP/JPY 8〜12円 8〜15 やや広め 20〜35 最小 密度抑制が最優先。
MXN/JPY 0.7〜1.2円 10〜16 均等 8〜15 最小(極小) スワップ狙いでも数量極小
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フェーズ別Tips(運用の手触り)

レンジ相場

  • 新規ON、数量は標準、利確幅は日中の回転に合わせる
  • 上下端は密度を落とす(端で捕まらない)
  • 週末は新規OFF・保有縮小でギャップ対策

トレンド相場

  • 新規をOFF、既存は縮小・利確優先
  • 戻りが弱いと判断したら一時停止
  • ヘッジは裁量・別口座で分離が安全

急変相場

  • 成行厳禁、指値/OCOのみで距離を取る
  • 広がったスプレッドが戻るまで新規停止
  • 約定履歴と滑りを記録→次回の見直しに活用

※スマホでは横にスライドしてカードを確認できます。

週次レビューKPIと再調整の基準

  • 回転効率:利確回数 ÷ 稼働日数(低下=利確幅or密度見直し)
  • 実質コスト:(スプレッド+平均滑り)÷ 平均利確幅(30%超で要改善)
  • 含み損耐性:最大含み損 ÷ 想定DD(閾値超ならレンジ拡大/本数削減)
  • 遵守率:停止/再開ルールの遵守割合(90%未満は手順の簡素化)

通貨ミックス設計の基本:相関と役割の分散で“片寄り”を防ぐ

iサイクル2取引™で複数通貨を同時運用する目的は、価格レンジの違い・相関の違い・ボラティリティの違いを束ね、どの相場局面でも回転の途切れを最小化することです。ここでは、「基軸(安定回転)」「補助(レンジ拡張)」「アクセント(回転強化)」の3役割で構成し、同じ性格を重ねないことを原則にします。

役割 候補通貨 目的 推奨の使い方 注意点
基軸(安定回転) USD/JPY・EUR/JPY 情報量豊富で、過度な急変が比較的少ないゾーンを狙う レンジ幅は「中庸」、本数は「標準」、利確は「10〜20pips」 重要指標前は新規OFF。上下端の密度を落として捕まり回避
補助(レンジ拡張) AUD/JPY・NZD/JPY 商品国通貨で回転に厚みを追加し、相関が高いときは密度を抑制 レンジは基軸よりやや広め、本数は少なめ 資源・中国関連ニュースで急変しやすい点に注意
アクセント(回転強化) GBP/JPY・MXN/JPY など ボラで回転を押し上げるが、数量は最小で全体の安全性を担保 利確幅は広め/本数は最小。過密は禁止 相場急変時は真っ先に新規OFF・縮小の対象に
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資金別モデル(10万/50万/100万円):配分・密度・停止優先順位

以下はイメージの配分です(必ずご自身の資金・リスク許容で調整してください)。共通するのは、「停止優先順位=アクセント → 補助 → 基軸」とし、急変時はリスクが高い順に新規OFF・縮小します。

資金モデル 配分(例) 密度(本数) 利確幅(pips) 停止優先順位 メモ
10万円 USD/JPY 70%、EUR/JPY 30% 合計 15〜20(最小ロット) 10〜15 アクセント不使用 → 基軸を維持 入門。上下端の密度を落とすのが必須
50万円 USD/JPY 50%、EUR/JPY 30%、AUD/JPY 20% 合計 25〜35(小ロット中心) 12〜20 アクセント不使用 → 補助から縮小 週末は新規OFF、保有縮小でギャップ対策
100万円 USD/JPY 40%、EUR/JPY 25%、AUD/JPY 20%、GBP/JPY 15% 合計 35〜45(GBPは最小本数) 15〜25(GBPは広め) GBP → AUD → EUR → USD の順で新規OFF アクセント導入。急変時は最初に切る
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よくある失敗と修正例:数字で直す運用リファクタリング

  • 同タイプの通貨を重ねる:USD/JPYとEUR/JPYを過密に重ねると同時に捕まりやすい。→ ゾーンをずらすか、どちらかの本数を落とす。
  • アクセントの過密:GBP/JPYで本数や利確幅を欲張るとDDが拡大。→ 本数を半減、利確幅は広めに、最小ロット固定
  • レンジ端での捕まり:上下端の密度が高い。→ 端から20〜30%分は密度を落とす/新規OFFラインを事前に決める。
  • イベント跨ぎ:雇用統計・FOMC・政策会合は15〜30分前に新規OFF、再開はスプレッド正常化後。
  • KPI未計測:回転効率・実質コスト・遵守率を週次で記録。改善優先度が明確化。

まとめ:役割分担で組むと“途切れにくい”

本記事のポイントは、通貨ごとの役割分担と、停止優先順位の事前定義です。基軸で安定回転を確保し、補助でレンジを厚くし、アクセントは最小ロットで回転を上乗せ。急変時はアクセントから順に新規OFF→縮小の手順で、損失の拡大を抑えます。週次KPI(回転効率・実質コスト・遵守率)を見ながら設定を微調整し、「少しずつ良くする」改善サイクルを回しましょう。

よくある質問(FAQ)

Q1. 初心者はどの組み合わせから始めればいい?
USD/JPY+EUR/JPYの2通貨で、合計15〜20本・最小ロット・利確10〜15pipsを推奨。上下端の密度は落とし、重要指標前は新規OFFを徹底。
Q2. 高金利通貨(MXN/JPYなど)は入れるべき?
入門段階では不要。導入する場合は最小ロット・最小本数で「アクセント」扱いにし、急変時は最優先で新規OFF・縮小。
Q3. 週末はどう運用すべき?
金曜は新規OFF+保有縮小が基本。ギャップで想定外の約定や含み損拡大を避けるため、保有を軽くして翌週再開が無難。
Q4. うまく回らない時は何から見直す?
まず実質コスト(スプレッド+滑り÷利確幅)回転効率を計測。値が悪ければ「利確幅を広げる」「密度を減らす」「アクセントを外す」の順で是正。
Q5. トレンドに入った時の対処は?
新規OFF→既存縮小が原則。戻りが弱いと判断したら一時停止。ヘッジは裁量・別口座で分離して実行。
Q6. 増資・再投資のタイミングは?
週次KPIで回転効率が維持され、最大含み損が想定DD以内の期間が続くことを条件に、本数を+10〜20%だけ段階増。一気に増やさない。

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