アイネット証券ループイフダンおすすめ通貨ペア5選|選び方と運用のコツ

FX会社︰アイネット証券

FXの自動売買サービスの中でも、アイネット証券の「ループイフダン」は設定がシンプルで、ほぼ自動で売買を繰り返せる点が高く評価されています。忙しい会社員や投資初心者でも始めやすい一方、収益性と安定性を大きく左右するのが「通貨ペアの選び方」です。本記事では、経験者からの支持が厚いおすすめ通貨ペア5選を、特徴・メリット・注意点・設定の考え方とともに徹底解説。最後に「失敗を減らす選び方」と「運用のコツ」もまとめます。

この記事で分かること
  • アイネット証券ループイフダンで人気の通貨ペア5選と特徴
  • 各ペアのメリット・デメリット/スワップ・値動き傾向
  • 初心者が避けたい落とし穴と安全運用のチェックポイント
  • 通貨ペア選びの基準(流動性・レンジ幅・相関・目的別)
  • 実務で役立つ設定目安(値幅・レンジ・ロットの考え方)

ループイフダンとは?(超要点を先取り)

✔ 仕組み:あらかじめ決めた値幅で自動的に「買い/売り」を繰り返す。人間が張り付かなくても、24時間機械的に約定を積み重ねる。

✔ 強み:レンジ相場での回転力。小さな波でもコツコツ利確しやすい。設定がシンプルで、学習コストが低い

✔ 注意:トレンドの一方向相場や突発イベント時は、含み損が増えやすいレンジ設計・資金余力・イベント対策が超重要。

  • 操作の簡単さ:プリセット(売買システム)と値幅を選ぶだけ。最短数分で稼働
  • 対象ペア:主要通貨から資源国通貨まで幅広く対応(実際の取扱は口座で要確認)。
  • コスト構造:取引手数料は無料。実質コストはスプレッド+スワップ

他社自動売買(例:トラリピ)との違い

項目 ループイフダン(アイネット証券) トラリピ(マネースクエア)
設定の手軽さ 選ぶだけで稼働 ○〜△ 自由度高/設計に時間
戦略の自由度 △ 固定ロジック中心 レンジ・本数・数量を自在に設計
学習コスト 低い 中〜高(検証前提)
運用の安定感 初心者〜中級の標準運用に適合 設計依存(上手に組めば強力)
結論:まずはループイフダンで“自動で回る感覚”を掴む→慣れてきたら自由度の高い設計に挑む、の順が安全。

通貨ペア選びの前提:4つの基準

  1. 流動性(出来高):流動性が高いほどスプレッドは安定しやすい。
  2. レンジ特性:過去の高安・ボラティリティから“回りやすい幅”を見極める。
  3. スワップ傾向:長期保有の柱にするなら、受け取り方向が優位なペアを選好。
  4. 相関関係:同方向に動きやすいペアの偏りを避け、分散する。

おすすめ通貨ペア①:米ドル/円(USD/JPY)

特徴

  • 世界で最も取引量が多い通貨ペアの一つで情報量が豊富。指標・要人発言のスケジュールも把握しやすい。
  • スプレッドが比較的狭い傾向で、回転系の自動売買と相性が良い。
  • 日本時間でも出来高があり、“日中管理派”にも扱いやすい

向いている投資家タイプ:「まずは王道で安定運用したい」「ニュースや経済指標を追いやすい環境が良い」人。

メリット
  • 安定した流動性で約定が安定
  • 情報入手が容易で学習しやすい
  • スプレッドがタイトでコスト効率◎
デメリット
  • 政策・金利サプライズで大きく動く
  • 狭いレンジに入ると回転が鈍化
  • トレンドが強いと含み損が膨らみやすい

設定の考え方(例)

要素 初期の目安 意図・ポイント
値幅 0.6〜1.0円 中庸から開始し、回転/含み損のバランスを見る
レンジ設計 過去6〜12ヶ月の高安基準で広め イベントでの逸脱に備え、余裕を持つ
ロット 最小ロット→段階増 過大ロット厳禁。維持率重視
メンテ頻度 週1回+重要指標前後 新規抑制・一時停止のルール化
スワップの考え方:長期保有が生じやすい戦略では、受け取り方向が優位かを確認。マイナス側になる場合は、回転率を高める/保有時間を短縮する設計が有効です。

運用ヒント(USD/JPY)

  • レンジ相場:やや狭めの値幅で回転数を確保。利確は欲張らずに。
  • トレンド相場:値幅を広げる+ロット控えめで含み損耐性を確保。
  • イベント週:新規抑制/一時停止でスプレッド拡大・スリッページを回避。

安全運用のチェックリスト(貼っておく用)

  • 維持率は常に余力30〜50%を目安に確保
  • 通貨分散:USD/JPY単独に偏らせない
  • 月次レビュー:取引回数×平均スプレッド×数量でコスト可視化
ケーススタディ(例)
過去半年の高安をもとに広めのレンジを設定し、中庸の値幅で稼働。イベント前後は新規を抑制し、ロットは段階的に増減。「回りやすいときに回す/荒いときは守る」を徹底することで、安定的な利益積み上げを狙う。

おすすめ通貨ペア②:豪ドル/円(AUD/JPY)

特徴

  • 資源国通貨で、景気・資源価格(鉄鉱石など)との連動性が比較的高い
  • 日本投資家に人気の高スワップ通貨の一角。長期保有と相性◎
  • レンジ相場を形成しやすく、ループイフダンの回転に向く
メリット
  • スワップ受け取り方向での運用が組みやすい
  • 比較的素直なテクニカルが効きやすい
  • 日本時間でも値動きが出やすい
デメリット
  • 資源価格・中国景気に左右されやすい
  • 要人発言で短期の乱高下が出ることも
  • イベント週にスプレッド拡大が起こりやすい

設定の考え方(例)

要素 初期の目安 意図・ポイント
値幅 0.7〜1.1円 ボラを踏まえ、USD/JPYよりやや広め
レンジ設計 過去1年の高安+α 下方向余裕を厚めに取って耐性UP
ロット 最小→段階増 スワップ狙いでも欲張らない
メンテ 週1+資源/中国指標 関連ニュースで新規抑制判断
ワンポイント:スワップがプラスの方向で設計できる場面では、回転益+スワップの二重取りが狙えます。保有期間が長くなりすぎる設計は避け、レンジ外リスクに備えましょう。

おすすめ通貨ペア③:ユーロ/米ドル(EUR/USD)

特徴

  • 世界最大の取引量を誇るメジャー通貨ペア
  • テクニカルが比較的機能しやすく、指標イベントが明確
  • 円絡みと組み合わせると、相関分散の効果が期待できる
メリット
  • 流動性が非常に高く、約定の安定感
  • イベントカレンダーが追いやすい
  • 円高・円安の影響を緩和しやすい
デメリット
  • 米欧の政策サプライズで急変する
  • 東京時間は値動きがやや限定的
  • スワップ妙味が乏しい場面も

設定の考え方(例)

要素 初期の目安 意図・ポイント
値幅 0.006〜0.010(0.6〜1.0セント) ボラ中庸、欧州/NY時間に回りやすい
レンジ設計 主要節目(1.05/1.10/1.15など)を意識 節目跨ぎに余裕を持たせて設計
ロット 最小→段階増 時間帯で回りが偏る点に配慮
メンテ 週1+ECB/FOMC前後 イベント時は新規抑制
ヒント:円絡み(USD/JPY、AUD/JPY等)と組み合わせると、円の一方向リスクの緩和に役立ちます。分散の“軸”として採用するのも有効。

おすすめ通貨ペア④:NZドル/円(NZD/JPY)

特徴

  • 豪ドルと似た性質を持つ高スワップ通貨
  • レンジ内での推移が比較的多く、自動売買の回転と相性良好
  • 流動性は豪ドルに劣るが、複合運用のサテライトとして優秀
メリット
  • スワップ受取を取り込みやすい
  • レンジ形成で回転が期待できる
  • 豪ドルとの二枚看板で分散
デメリット
  • 要人発言で短時間に動くことがある
  • 流動性が相対的に低め
  • 豪ドルとの相関が高くなる局面がある

設定の考え方(例)

要素 初期の目安 意図・ポイント
値幅 0.8〜1.2円 豪ドルより少し広めでもOK
レンジ設計 過去1年+やや下方向を厚く 突発イベントの下押し耐性を確保
ロット 最小→分散増 豪ドルと同時過多に注意
メンテ 週1+NZ指標日 重複イベントは新規抑制
ヒント:豪ドルとセットで保有する場合、総ロットは据え置きで内訳を調整。相関が高い局面はポジションが膨らみやすい点に注意。

おすすめ通貨ペア⑤:カナダドル/円(CAD/JPY)

特徴

  • 原油価格との相関が相対的に高い資源国通貨
  • 中庸のボラでレンジ形成が比較的安定
  • 円絡みの分散先として、ポートフォリオに組み込みやすい
メリット
  • 中庸ボラで設計がしやすい
  • 原油と景気指標でシナリオが立てやすい
  • 円絡みの分散として機能
デメリット
  • 原油急変で連動の急騰急落が起きる
  • 北米イベント同時期は荒れやすい
  • レンジ外に抜けると回転が止まりやすい

設定の考え方(例)

要素 初期の目安 意図・ポイント
値幅 0.7〜1.0円 中庸。原油イベント時は一時拡大
レンジ設計 過去1年の中心帯を厚め 上下に逃げ道を確保
ロット 最小→段階増 指標前後は新規を抑える
メンテ 週1+原油在庫/カナダ指標 複合イベントは新規停止
ヒント:USD/JPY・AUD/JPY・CAD/JPYの三点分散は、「米・資源・原油」の三要素に分散が効き、ポートフォリオの安定化に寄与します。

5通貨ペアの比較早見表(相対評価)

項目 USD/JPY AUD/JPY EUR/USD NZD/JPY CAD/JPY
流動性
スプレッド傾向 狭い
ボラティリティ 中〜やや高 中〜やや高
スワップ妙味 場面次第 あり 薄い場面も あり 場面次第
回転のしやすさ
初心者向け度
読み方:相対評価の目安です。実際の提示スプレッドやスワップは相場・時間帯で変動します。設計時は口座内の最新値を確認してください。

目的別・通貨ペアの選び方(決め方のフレーム)

  • まずは続けやすさ重視:USD/JPYを“軸”に
  • 回転×スワップの両取り:AUD/JPY・NZD/JPYを組み合わせ
  • 円の一方向リスクを緩和:EUR/USDを混ぜて相関分散
  • 原油・資源リンクで分散:CAD/JPYを追加
タイプ 狙い 候補ペア 備考
初心者・学習期 安定回転で慣れる USD/JPY+(AUD/JPY) 中庸値幅・広めレンジ
スワップ意識 回転+受取 AUD/JPY・NZD/JPY 保有時間が長くなりすぎない設計
相関分散 円一方向を緩和 EUR/USD+USD/JPY 時間帯の偏りに注意
資源分散 原油リンクを活用 CAD/JPY+USD/JPY 在庫統計・原油動向に注意

複数ペア併用のポートフォリオ例(目安)

前提:総ロットは据え置きで、内訳を配分。同方向の相関が高い組み合わせは、数量を抑えるのが基本。
ポートフォリオ 配分イメージ 狙い 注意点
ベーシック分散 USD/JPY 50%・AUD/JPY 30%・EUR/USD 20% 円・資源・欧米の三分散 時間帯による回転偏りを把握
スワップ強化 AUD/JPY 40%・NZD/JPY 40%・USD/JPY 20% 受取+回転の二段構え 豪/NZ同時下落に備え資金余力厚め
資源リンク分散 USD/JPY 40%・CAD/JPY 40%・EUR/USD 20% 原油相場の影響を取り込み 原油イベント時は新規抑制
まとめヒント(第二パート):通貨特性に合わせて値幅・レンジ・ロットを“中庸から始める”のが安全。
月次で「取引回数×平均スプレッド×数量」を計算し、“回っているペア”に配分を寄せると効率が上がります。

値幅の違いで“効き方”はこう変わる(設計比較)

同じ通貨ペアでも、値幅の取り方で回転数・含み損・スプレッド負担のバランスは大きく変わります。まずは中庸から始め、データで微調整するのがセオリーです。

設計タイプ 値幅の目安 回転数 含み損の出やすさ スプレッド負担比 向いている通貨ペア
狭値幅 0.2〜0.5円(USD/JPY換算) 多い 小〜中 USD/JPY, EUR/USD
中庸 0.6〜1.0円 USD/JPY, AUD/JPY, CAD/JPY
広値幅 1.1〜2.0円 中〜大(耐性必要) AUD/JPY, NZD/JPY, CAD/JPY
使い分けの目安:まず中庸→データで狭/広に寄せる」が王道。イベント週は新規抑制・ロット控えめに。

相関と分散で“ポジ偏り”を防ぐ(簡易マトリクス)

複数ペア運用では、同方向に動きやすい組み合わせが重なると、含み損が膨らみやすくなります。相関イメージを把握して配分を調整しましょう(相場次第で変動)。

USD/JPYAUD/JPYEUR/USDNZD/JPYCAD/JPY
USD/JPY 低〜逆
AUD/JPY
EUR/USD 低〜逆
NZD/JPY
CAD/JPY
ヒント:円絡みばかりに偏るなら、EUR/USDを混ぜて円リスクを緩和。AUD/JPY×NZD/JPYの同時過多には注意。

資金別モデルポートフォリオ(目安配分)

総ロットは据え置きで、配分をコントロールするのが安全。以下は“考え方の例”です。

資金の目安 配分例 戦略の狙い 注意点
20〜50万円 USD/JPY 70%・AUD/JPY 30% 安定回転+スワップ少々 狭値幅にし過ぎない/維持率を厚めに
50〜150万円 USD/JPY 40%・AUD/JPY 30%・EUR/USD 30% 円リスク分散+時間帯分散 欧州/NY時間に偏る点を意識
150万円以上 USD/JPY 30%・AUD/JPY 30%・NZD/JPY 20%・CAD/JPY 20% 回転+スワップ+資源分散の三立て AUD/NZDの相関で総ロット過多に注意
運用ルール例:月初に「取引回数×平均スプレッド×数量」を集計→回っているペアに配分を寄せ、回っていないペアはロット抑制。

運用シナリオ別・即使えるチェックリスト

レンジ相場
  • 値幅:中庸(0.6〜1.0円)
  • ロット:最小→段階増
  • 利確:欲張らずに固定幅
  • 通貨:USD/JPY, AUD/JPY
トレンド相場
  • 値幅:広め(1.0〜1.5円)
  • ロット:控えめ/新規抑制
  • 利確:幅広/分割
  • 通貨:USD/JPY, CAD/JPY
イベント週
  • 新規:停止/抑制
  • 指標:雇用統計・CPI・政策金利
  • スプレッド拡大:想定内に
  • 既存:ロット縮小・ポジ整理
急変時
  • 一時停止のルール化
  • 維持率チェック(余力30〜50%)
  • レンジ再設計
  • ロット段階調整

まとめ|“中庸から始めて、データで寄せる”が勝ち筋

  • 推しの5ペア:USD/JPY・AUD/JPY・EUR/USD・NZD/JPY・CAD/JPY
  • 最初の設計:中庸値幅×広めのレンジ×最小ロット
  • 分散軸:円リスク緩和にEUR/USD、資源軸にCAD/JPY、スワップ軸にAUD/NZD
  • 運用ルール:イベント週の新規抑制/月次レビューで配分最適化

最短距離で上達するには、まず回りやすい設計で経験値を貯め、数字で微調整。これがループイフダン×通貨選びの王道です。

よくある質問(FAQ)

Q1. 初心者はどの通貨ペアから始めるのが無難ですか?
USD/JPYが無難です。流動性が高くスプレッドが狭いので、回転系の自動売買と相性が良いです。分散の2枚目としてAUD/JPYを少量組み合わせるのも◎。
Q2. 円絡みばかりだとリスク集中になりませんか?
その通りです。EUR/USDを組み入れると円の一方向リスクを緩和できます。資源リスクの分散にはCAD/JPYも有効です。
Q3. スワップを狙うならどのペアが良いですか?
場面次第ですが、一般にAUD/JPY・NZD/JPYが候補です。ただし保有が長期化すると含み損が増えやすいため、値幅はやや広めにし、イベント週は新規を抑えるのが安全です。
Q4. 値幅は狭い方が利益が増えますか?
回転数は増えますが、スプレッド負担比も増大します。まずは中庸(0.6〜1.0円)から始め、月次の実績で狭/広を調整するのが合理的です。
Q5. 複数ペアで運用する場合、ロットはどう配分しますか?
総ロットは据え置き、配分で調整します。相関の高い組み合わせ(例:AUD/JPY×NZD/JPY)は同時過多にならないよう比率を下げるのが基本です。
Q6. どのくらいの頻度で設定を見直せば良いですか?
目安は月1回の簡易レビュー+四半期ごとの本格見直しです。相場急変や資金増減時は臨時でレンジ・ロット・新規ルールを調整します。

アイネット証券詳細ページへ

コメント