マネックス証券の手数料は高い?取引手数料・管理費・スプレッドを他社と徹底比較

マネックス証券

証券会社を選ぶうえで、最も気になるのが手数料ではないでしょうか。マネックス証券は、株式・投資信託・外国株・FXなど多彩な商品を取り扱っていますが、それぞれにかかるコストの仕組みを把握しておくことが重要です。

このパートでは、マネックス証券の手数料体系について以下の観点から詳しく解説していきます。

  • 株式売買にかかる手数料
  • 投資信託の信託報酬・購入時手数料
  • FXや米国株取引にかかるスプレッド
  • 口座管理費・その他の隠れコスト

マネックス証券の株式売買手数料

マネックス証券では、国内株式の売買において「取引ごとプラン」と「一日定額プラン」の2種類から選べます。

プラン 1注文の約定金額 手数料(税込)
取引ごとプラン 〜100万円 110円〜
取引ごとプラン 100万円超〜 最大495円
一日定額プラン 〜100万円/日 0円
一日定額プラン 100万円超〜 550円〜

1日の取引金額が少ない方は「一日定額プラン」がお得ですが、頻繁に売買する場合や金額が大きい場合は「取引ごとプラン」も選択肢になります。

投資信託の信託報酬・手数料

マネックス証券では、購入時手数料が無料(ノーロード)の投資信託が多数用意されています。また、長期保有でコストを抑えたい人向けに低コストなインデックスファンドも充実しています。

項目 内容
購入時手数料 無料(ノーロード中心)
信託報酬 0.1〜1.5%(年率)程度
保有特典 一部ファンドで保有ポイント還元あり

eMAXIS Slimシリーズニッセイ外国株式インデックスなどは、信託報酬が年率0.1%台と非常に低コストで人気です。

FX・米国株の取引コスト

FXではスプレッドが実質的な手数料となります。マネックス証券では主要通貨ペアで業界標準レベルのスプレッドが設定されています。

また、米国株の取引では以下のようなコストが発生します:

  • 約定代金の0.495%(最低手数料は0ドル)
  • 為替手数料(片道25銭)

他社と比較しても手数料はやや高めですが、豊富な米国株対応数と情報ツールを重視する方には評価されています。

口座管理費・隠れたコストは?

マネックス証券では口座維持手数料は無料です。また、特定口座(源泉徴収あり)やNISA口座の利用手数料も無料です。

ただし、一部の海外ETFなどで発生する「外貨建て管理費用」や、「為替スプレッド」には注意が必要です。

以上が、マネックス証券の代表的な手数料体系の概要です。次のパートでは、SBI証券・楽天証券と比較しながらコストパフォーマンスを見ていきましょう。

マネックス証券と他社(SBI証券・楽天証券)の手数料比較

ここでは、マネックス証券の手数料体系を、他の大手ネット証券であるSBI証券楽天証券と比較していきます。以下の比較表で、株式取引・投資信託・米国株・ETF・NISA口座対応など、多角的な視点で確認できます。

主要サービスの手数料比較表(2025年7月時点)

項目 マネックス証券 SBI証券 楽天証券
国内株式(1約定ごと) ~100万円:税込550円 ~100万円:税込535円 ~100万円:税込535円
投資信託 販売手数料 全銘柄0円 全銘柄0円 全銘柄0円
米国株 取引手数料 0.495%(上限22米ドル) 0.495%(上限22米ドル) 0.495%(上限22米ドル)
米国株 為替スプレッド 25銭(円→ドル) 25銭(円→ドル) 0.25銭(円→ドル)※楽天証券FX経由
NISA口座 対応 対応(手数料無料) 対応(手数料無料) 対応(手数料無料)
最低取引単位 1株からOK(米国株) 1株からOK 1株からOK

各社の手数料戦略の違いと注目ポイント

  • マネックス証券:米国株の情報量とアプリの操作性が強み。為替スプレッドの見直しに今後期待
  • SBI証券:総合的な安さと取扱商品数でバランスが取れており、初心者にも人気
  • 楽天証券:楽天キャッシュ×ポイント還元とスプレッドの低さが際立つ。ポイント投資派に特におすすめ

コスト面から見る証券会社の選び方

証券会社選びでは、売買手数料だけでなく、為替コスト・ポイント還元・アプリの利便性まで総合的に見ることが重要です。 とくに米国株取引を行う場合、為替スプレッドが将来的なリターンに与える影響も無視できません。

マネックス証券は、米国株関連の情報提供やUI/UXの使いやすさで優れており、頻繁な売買をしない中長期投資家にとっては十分魅力的な選択肢と言えます。

手数料だけじゃない!マネックス証券の魅力とは?

証券会社を選ぶ際、手数料の比較は重要ですが、「サービスの質」や「ツールの使いやすさ」といった非価格面の要素も見逃せません。ここでは、手数料以外でマネックス証券を選ぶべき理由を解説します。

① 米国株に強い:取扱銘柄数と分析機能が充実

マネックス証券は、米国株の取扱銘柄数が豊富であり、NASDAQやNYSE上場企業はほぼ網羅されています。さらに、銘柄スクリーニングツールや企業分析レポートも標準搭載。米国株に本格的に取り組みたい方にとっては、情報の質が安心材料となります。

② 使いやすいスマホアプリ

マネックス証券のスマホアプリ「マネックス証券アプリ」は、洗練されたUI/UXと、国内外の銘柄情報を一元管理できる機能で高く評価されています。取引のしやすさ、ポートフォリオ管理、チャート閲覧などがスマホ1つで完結します。

③ 独自のポイント投資制度

マネックスポイントは、投資信託の保有やキャンペーン参加で貯まり、投資信託の購入に使えるのが大きな特徴。他社のように外部ポイントとの連携ではなく、証券会社内で完結できる手軽さが魅力です。

④ 情報提供の質が高い

モーニングスターやロイターによるレポート提供に加え、マネックス証券独自のマーケット解説動画・レポートも配信されており、投資初心者〜中級者まで学びながら運用できる環境が整っています。

⑤ 先進的なサービス・新機能が充実

マネックス証券は、米国ETFの自動積立や、NISA・iDeCoとの併用設計にも柔軟に対応しています。最近では、AIを活用した資産管理ツールの導入など、テクノロジー活用にも積極的です。

まとめ:手数料とサービスのバランスで選ぶならマネックス証券

マネックス証券は、手数料水準こそ突出して安いわけではありませんが、米国株投資やポイント投資、アプリの使いやすさなど、サービス全体のバランスが非常に高く評価されています。

特に、米国株やNISAを活用した中長期投資を行いたい方にとっては、有力な選択肢の一つになるでしょう。単なる手数料比較だけでなく、投資スタイルに合わせた総合的な証券会社選びをおすすめします。

よくある質問(FAQ)

Q. マネックス証券の株式売買手数料はいくらですか?
マネックス証券の国内株取引手数料は、約定ごとの定額プランで55円(税込)〜。1日定額制も選べ、取引スタイルに応じて設定できます。
Q. 他社と比較して手数料は高いの?
楽天証券やSBI証券と同水準ですが、一部取引(米国株など)では手数料差が出ることもあります。付加サービスやツールの充実度も比較のポイントです。
Q. NISAや新NISAでも取引手数料はかかりますか?
いいえ。NISA・新NISA口座内での対象商品の売買は手数料無料です。ただし、対象外商品の購入や制度の年間上限には注意が必要です。
Q. 米国株の取引にかかる費用は?
米国株の取引には「売買手数料(約定金額の0.495%、最低0米ドル)」と「為替スプレッド(25銭)」がかかります。低コストでの米株投資が可能です。
Q. 投資信託の保有コストは?
投資信託では信託報酬(管理費用)がかかります。eMAXIS Slimなどの低コストファンドなら年率0.1%前後と、長期保有でも安心です。
Q. スプレッドとは何ですか?
スプレッドとは、通貨の買値と売値の差を指します。マネックス証券では米ドルの場合、1ドルあたり25銭のスプレッドが設定されています。

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