マネックス証券では、米国株や外国ETFをはじめとする外貨建て資産の取扱いが充実しています。為替手数料の安さや外貨入出金への対応、さらにドルコスト平均法による積立投資など、外貨対応サービスは年々進化しています。
この記事では、マネックス証券で外貨建て資産を購入する方法や為替の仕組み、そして手数料を抑えるコツまでをわかりやすく解説します。外貨で資産運用を始めたい方、米国株を本格的に始めたい方は必見です。
マネックス証券で取引できる外貨建て資産とは?
マネックス証券では、主に以下のような外貨建て金融商品を取り扱っています。
商品カテゴリ | 通貨 | 具体的な内容 |
---|---|---|
米国株式 | 米ドル(USD) | Apple、Amazon、Googleなどの米国個別株 |
米国ETF | 米ドル(USD) | VOO、VTI、SPYなど |
外国債券 | 米ドル、ユーロ、豪ドルなど | 利付債、割引債など |
外貨MMF | 米ドル | 短期運用型で金利収入を得るタイプ |
中でも人気が高いのは米国株式と米国ETFで、約5,000銘柄以上を取り扱っており、SBI証券や楽天証券と比較しても遜色ありません。
取引通貨は「円貨決済」と「外貨決済」から選べる
マネックス証券では、円貨決済と外貨決済の2種類の取引方法が用意されています。
- 円貨決済:注文時に自動で円→ドルに為替両替される。手軽で初心者向け。
- 外貨決済:外貨預り金口座にドルを入金しておき、そのままドル建てで購入できる。為替タイミングを自分で決められる。
外貨決済を選べば、自分で為替レートの有利なタイミングを見て両替することが可能になり、結果的に手数料を抑えることができます。
外貨建て資産を購入する際の流れ
- 証券口座にログインする
- 「米国株式」などのメニューから銘柄を選択
- 「円貨決済」または「外貨決済」を選ぶ
- 注文内容を入力して取引を実行
このように、操作は非常にシンプルです。外貨預り金にドルを保有していない場合は、注文時に為替取引が自動で行われるため、初心者でも安心して使えます。
為替手数料の仕組みと比較
マネックス証券では、外貨建て資産の購入において「為替手数料」が発生します。これは、円をドルなどの外貨に交換する際のコストで、投資家にとって重要なコスト要因です。
為替手数料とは?
為替手数料は「1米ドルあたり○銭」といった形で設定されており、買付時と売却時の両方で発生することが一般的です。マネックス証券では、SBI証券や楽天証券と並んで、比較的低水準の為替手数料を提供しています。
主要証券会社の為替手数料比較(1米ドルあたり)
証券会社 | 為替手数料(買付時) | 為替手数料(売却時) | 備考 |
---|---|---|---|
マネックス証券 | 25銭 | 25銭 | 外貨MMF経由での低コスト投資も可能 |
SBI証券 | 25銭(住信SBIネット銀行経由で実質4銭) | 25銭(同上) | 住信SBIネット銀行の併用でコスト削減 |
楽天証券 | 25銭 | 25銭 | 外貨決済は楽天銀行連携が便利 |
コストを抑える3つのコツ
- ①外貨MMF経由の買付:為替手数料を抑えつつ投資可能。
- ②ドル転タイミングを分散:円高局面で外貨に変えておく。
- ③定期的に為替レートをチェック:まとめてドル転せずタイミングを計る。
こんな人におすすめ
✔ 海外ETFを定期購入したい方
✔ 為替コストを最小限に抑えたい方
✔ 米国株を中長期で保有したい方
マネックス証券の為替取引に関する注意点と活用のコツ
為替タイミングに注意しよう
外貨建て資産を購入する際、為替レートは常に変動しているため、購入のタイミングによって日本円換算のコストが大きく異なります。為替が円高のときに買付けを行えば、同じ外貨をより安く取得できるため、できるだけ為替の動向も意識しながら取引を行うのが望ましいです。
為替スプレッドにも注目
為替スプレッドとは、通貨の「買値」と「売値」の差を指します。実質的な為替コストの一部となっており、米ドルであれば1米ドルあたり数銭〜数十銭のスプレッドが発生します。マネックス証券では、業界水準の低コストスプレッドを提供しており、頻繁な外貨取引を行う方にはコストメリットがあると言えるでしょう。
外貨建て資産の管理に注意
米国株やETFなどの外貨建て資産は、円ではなく外貨建てで評価されます。そのため、資産価値が為替変動によって上下するリスクも含まれます。たとえば、株価が上昇しても為替が大きく円高に振れると、日本円換算では損をする可能性もあります。
為替手数料を節約するテクニック
マネックス証券では、外貨決済機能を活用することで、為替手数料を1回だけに抑えることができます。たとえば、円で外貨を買い付けた後に同じ通貨で再投資を行えば、再度の円転(日本円に戻す手数料)を回避できます。
よくある質問(FAQ)
Q. マネックス証券では外貨で配当金を受け取れますか?
Q. 為替手数料はどのように発生しますか?
Q. 円貨決済と外貨決済の違いは?
Q. マネックス証券の為替手数料は高いですか?
まとめ
マネックス証券は、米国株やETFなどの外貨建て資産に広く対応し、外貨決済や業界水準の為替手数料など、コスト面でも魅力的なサービスを提供しています。為替の仕組みや手数料のタイミングを正しく理解して運用することで、余計なコストを避けつつ、効率的な資産形成が可能になります。外貨投資を本格的に始めたい方にとって、マネックス証券は頼れる選択肢のひとつといえるでしょう。
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