「株で利益が出たけれど、税金はどうやって払えばいいの?」「会社にバレずに投資を続けたい」
投資を始めると必ず直面するのが税金の問題です。松井証券では、口座開設時に正しい設定さえしておけば、面倒な計算や納税手続きをすべて自動化できます。
しかし、場合によってはあえて「確定申告」をした方がお金が戻ってくるケースも。
この記事では、松井証券での税金の仕組みから、特定口座の選び方、そして「申告すると損する人・得する人」の決定的な違いまでを徹底解説します。
📌 この記事で分かること
- ✅ 口座選択の正解:9割の人が選ぶ「特定口座(源泉徴収あり)」のメリット
- ✅ 確定申告の落とし穴:申告すると「国民健康保険料」が跳ね上がるリスク
- ✅ 節税の奥義:損失を3年間繰り越せる「繰越控除」の仕組み
- ✅ ふるさと納税への影響:株の利益申告で「寄付上限額」が増える?
- ✅ 配当金の受け取り:「株式数比例配分方式」でないと損をする理由
🏆 結論:初心者はどうすべき?
迷わず「特定口座(源泉徴収あり)」を選んでください。これで納税は完結し、原則として確定申告は不要になります。 ただし、「年間トータルで損失が出た人」だけは、確定申告(繰越控除)をすることで将来の税金を安くできるため、少し手間をかけてでも申告する価値があります。
松井証券の3つの口座タイプと税金ルール
株式投資の利益(売買益・配当金)には、20.315%(所得税15%+住民税5%+復興特別所得税0.315%)の税金がかかります。 この税金を「誰が」「いつ」計算して納めるかは、口座の種類によって決まります。
| 口座の種類 | 納税の手間 | 確定申告 | おすすめの人 |
|---|---|---|---|
| 特定口座 (源泉徴収あり) |
なし(完全自動) | 原則不要 | 初心者、会社員、主婦、扶養内の方 |
| 特定口座 (源泉徴収なし) |
あり(計算は証券会社) | 必要 | 年間の利益が20万円以下で、少しでも税金を払いたくない人 |
| 一般口座 | 超大変(計算も自分) | 必要 | 未公開株など特殊な取引をする方のみ |
| NISA口座 | なし(非課税) | 不要 | 全ての投資家 |
「特定口座(源泉徴収あり)」を選べば、利益が出るたびに松井証券が税金を差し引き、損失が出れば自動で還付してくれます。年末調整とも関係がないため、会社に副業(投資)を知られるリスクもありません。
確定申告を「した方が良い」2つの黄金パターン
基本的には申告不要ですが、以下のケースでは、あえて面倒な確定申告を行うことで、払いすぎた税金を取り戻すことができます。
1. 複数の証券会社で「損益通算」をする場合
松井証券だけでなく、楽天証券やSBI証券なども併用している場合、それぞれの損益を合算できます。
💡 シミュレーション:還付金はいくら?
- 松井証券:+100万円の利益(約20万円が税金として引かれている)
- A証券:-40万円の損失(税金は0円)
このままでは、トータル利益60万円なのに、100万円分の税金を払っている状態です。
確定申告で合算すると、課税対象が「60万円」に修正され、差額の約8万円が還付金として戻ってきます。
2. 損失を翌年以降に繰り越す「繰越控除」
その年のトータル収支がマイナスだった場合、確定申告をしておくことで、その損失を最大3年間ストックできます。 翌年以降に大きな利益が出た際、ストックしておいた損失と相殺できるため、将来の税金をゼロにできる可能性があります。負けた年こそ、将来のために申告用紙を出すべきなのです。
【最重要】確定申告の「致命的な落とし穴」
「税金が戻るなら申告しよう!」と安易に考えるのは非常に危険です。 近年の税制改正により、所得税と住民税の課税方式が統一されたため、確定申告をすると「その利益があなたの総所得に加算」されてしまいます。
⚠️ 申告すると損をする可能性がある人
- 国民健康保険・後期高齢者医療制度の方:
自営業やフリーランス、定年退職後の方などは要注意。株の利益が所得に乗ることで、翌年の保険料が数万円〜数十万円アップし、還付金以上の出費になるケースが多発しています。 - 配偶者控除・扶養控除を受けている方:
専業主婦(夫)や学生が申告を行い、合計所得金額が48万円(給与収入がある場合は要計算)を超えると、扶養から外れ、世帯主の税金負担が増えてしまいます。
※「特定口座(源泉徴収あり)」のまま申告しなければ、いくら利益が出ても保険料や扶養には一切影響しません。
意外なメリット:ふるさと納税の限度額アップ
逆に、会社員(社会保険加入者)の方にとっては、確定申告に意外なメリットがあります。 株の利益を申告して「総所得」を増やすことで、ふるさと納税の寄付上限額(控除限度額)を引き上げることができるのです。
ただし、この場合も「ワンストップ特例制度」は使えなくなり、ふるさと納税分も含めて確定申告が必要になる点には注意しましょう。
配当金の受け取り設定は「株式数比例配分方式」一択
松井証券で口座開設する際、配当金の受取方法を選ぶ項目がありますが、必ず「株式数比例配分方式」を選んでください。
これ以外の方法(銀行振込など)を選んでしまうと、以下のデメリットが発生します。
- 損益通算が自動でできない:株の売却損と配当金を自動で相殺できず、税金を払いすぎてしまう。
- NISAの配当金に税金がかかる:NISA口座で持っている株でも、銀行振込受取にすると約20%の税金がかかってしまう(これは非常にもったいないです!)。
書類の準備:年間取引報告書の入手方法
確定申告には、証券会社が発行する「特定口座年間取引報告書」が必要です。松井証券では、原則として郵送されず、Webサイトからのダウンロード(電子交付)となります。
📄 ダウンロード手順(毎年1月中旬頃〜)
- 松井証券お客様サイトにログイン
- 上部メニュー「口座管理」→左側メニュー「電子書面閲覧」を選択
- 書面の種類で「特定口座年間取引報告書」を選ぶ
- 該当年度(例:令和7年分)の「閲覧」ボタンをクリック
※e-Tax(マイナンバーカードを使った電子申告)なら、XMLデータをダウンロードしてアップロードするだけで、金額の自動入力が可能です。
確定申告は「スマホ×e-Tax」なら5分で完了
「確定申告=税務署で長蛇の列」というのは過去の話です。 松井証券は、国税庁のe-Tax(電子申告)に対応した「XMLデータ」の交付に対応しており、自宅にいながらスマホ一つで申告を完了させることができます。
📱 XMLデータ連携の3つのメリット
- 入力ミスゼロ:
松井証券からダウンロードしたXMLファイルを、e-Taxの画面にドラッグ&ドロップするだけで、すべての数字が自動入力されます。手打ちによる桁間違いのリスクがありません。 - 添付書類の郵送不要:
紙で申告する場合、年間取引報告書の原本を糊付けして提出する必要がありますが、e-Taxならデータの送信だけで完結します。 - 還付金の振込が早い:
書面提出に比べて処理が早いため、還付金が振り込まれるまでの期間が短縮されます(通常2〜3週間程度)。
必要なもの:マイナンバーカード、NFC対応スマホ(iPhoneなど)、松井証券のXMLデータ
【最終チェック】あなたは申告すべき?判断リスト
記事を読んでも「結局、自分はどうすればいいの?」と迷っている方のために、最終判断リストを作成しました。当てはまる項目の「判定」に従ってください。
| あなたの状況 | 判定 |
|---|---|
| 特定口座(源泉徴収あり)で利益が出ている | 申告しない (完了しています) |
| 特定口座(源泉徴収あり)で損失が出ている | 申告する (繰越控除で将来お得に) |
| 松井証券はプラスだが、他社でマイナスがある | 申告する (損益通算で税金が戻る) |
| 専業主婦(夫)で、申告すると所得48万円超になる | 絶対申告しない (扶養外れで損します) |
| 自営業で国民健康保険料を払っている | 慎重に検討 (保険料UP > 還付金なら申告しない) |
まとめ:基本は「源泉徴収あり」にお任せでOK
税金の仕組みは複雑に見えますが、松井証券で「特定口座(源泉徴収あり)」を選んでいれば、9割の人は何もする必要がありません。
ただし、以下の2点だけは覚えておきましょう。
1. 「大きく負けた年は申告して、損失を繰り越す」
2. 「申告する際は、健康保険料への影響を確認する」
この知識があるだけで、手元に残るお金を確実に増やすことができます。まずは松井証券のサイトで、自分の口座区分がどうなっているか確認することから始めましょう。

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