アイネット証券のループイフダン設定方法と注意点を初心者向けに徹底解説

FX会社︰アイネット証券

アイネット証券の「ループイフダン」は、通貨ペアと値幅を選ぶだけで24時間自動で売買を繰り返す人気のFX自動売買です。 ただし、最初の設定を誤ると、含み損やロスカットリスクが一気に高まる点には要注意。 本記事では、初心者が“安全に最短距離で”始められるように、通貨選び・値幅・レンジ・ロット・資金管理まで、図・表・チェックリストでやさしく解説します。

この記事で分かること
  • ループイフダンの仕組みと、初心者が理解すべき基礎
  • アイネット証券で運用する際のコストの考え方(スプレッド/スワップ)
  • 通貨ペアの選び方(安定回転・スワップ重視・相関分散)
  • 値幅・レンジ・ロットの初期目安と、月次レビューのやり方
  • 運用前のチェックリストと、よくある失敗を避けるコツ

ループイフダンの基礎(初心者向けおさらい)

■ どう動く?(テキスト図解)

  相場 ──┐   ┌── 上昇(決済・利確) → 次の自動発注
        │   │
   値幅 ├→ 買い(または売り)注文を自動で並べる
        │   │
  レンジ ─┘   └── 下降(新規・買い増し) → 反発で回転利益
  

あらかじめ決めた「値幅」ごとに「買い/売り」を自動で繰り返し、レンジ相場で細かい利確を積み上げるのが基本です。

アイネット証券で運用するメリット(コストと使いやすさ)

  • 取引手数料は原則無料(実質コストは主にスプレッド+スワップ)
  • UIがシンプルで、設定が迷いにくい(選択型で最短数分で稼働)
  • 主要通貨のスプレッド水準が比較的タイトで回転系と相性◎
コスト項目 概要 ポイント
スプレッド 買値と売値の差。毎トレードで必ず発生する実質コスト 回転数が多いほど効く/主要通貨が有利
スワップ 通貨間の金利差による日々の受け取り/支払い 長期保有が前提なら受け取り方向を意識
スリッページ 相場急変時の約定ズレ 指標前後は新規抑制が基本

始める前の前提条件(スタートチェック)

  • 口座開設・本人確認・入金が完了している
  • 最低取引単位最小ロットを把握済み
  • スマホ/PC環境でログイン・確認・一時停止ができる
  • 経済指標カレンダーを確認できる(雇用統計・CPI・政策金利)
  • “放置”しない運用ルールを決めている(後述)

ステップ①:通貨ペアの選び方(失敗しない4軸)

選定の4軸:①流動性 ②レンジ特性 ③スワップ傾向 ④相関・分散

通貨ペア 流動性 スプレッド傾向 ボラ スワップ傾向 初心者向け度 ひと言
USD/JPY 狭い 場面次第 王道。まずはここを“軸”に
AUD/JPY 中〜やや高 受け取り狙い可 回転×スワップの二刀流
EUR/USD 薄い場面あり 円リスクの分散に有効
NZD/JPY 中〜やや高 受け取り狙い可 AUDと組み合わせ注意
CAD/JPY 場面次第 原油リンクで資源分散

目的別の選び方(マッピング)

  • 安定回転で学びたい:USD/JPYを“主軸”に据える
  • スワップも取りたい:AUD/JPY・NZD/JPYを少量ミックス
  • 円の一方向リスクを緩和:EUR/USDを混ぜる
  • 資源リスクで分散:CAD/JPYを加える

相関と分散(簡易マトリクス)

USD/JPYAUD/JPYEUR/USDNZD/JPYCAD/JPY
USD/JPY 低〜逆
AUD/JPY
EUR/USD 低〜逆
NZD/JPY
CAD/JPY
注意:AUD/JPYとNZD/JPYは同時過多にしない(相関が高まりやすい)。円絡み偏重なら、EUR/USDで緩和。

ステップ②:値幅の決め方(“中庸から”が鉄則)

値幅は、回転数・スプレッド負担・含み損の出方を同時に左右します。
いきなり狭すぎる設定はスプレッド負担比が大きくなりがち。まずは中庸(例:0.6〜1.0円相当)から始め、月次データで微調整しましょう。

タイプ 値幅の目安 回転数 スプレッド負担比 含み損耐性 向く局面
狭値幅 0.2〜0.5円 多い レンジの微波動が続く
中庸 0.6〜1.0円 基準にしやすい万能域
広値幅 1.1〜2.0円 トレンド色が強い/急変警戒
月次レビューのKPI化:
取引回数 × 平均利確幅 −(取引回数 × 平均スプレッド × 取引数量) ± スワップ収支
→ プラス幅が小さい場合は値幅を一段階広げる、または通貨の入替を検討。

主要ペア別:初期の値幅“目安”の考え方(例)

通貨ペア 初期の値幅目安 コメント
USD/JPY 0.6〜1.0円 まずは“中庸”。回転と耐性のバランス良好
AUD/JPY 0.7〜1.1円 USD/JPYよりやや広めで安定化
EUR/USD 0.006〜0.010(0.6〜1.0c) 欧州/NYで回りやすい。時間帯偏りに注意
次パートの内容(ステップ③以降):
レンジ設計のコツ/ロットと資金管理/運用開始チェックリスト/イベント週の対処/月次レポートの作り方を具体例と表で解説します。
さらに、よくある失敗 → OK設定への置き換え表や、資金別テンプレも掲載。

ループイフダンの注文設定の流れ

ループイフダンは初心者でも比較的簡単に始められる自動売買システムですが、正しい注文設定を行わないと期待通りの結果が得られません。ここでは、アイネット証券でのループイフダン注文設定の手順を詳しく解説します。

ポイント
・取引数量や通貨ペアの選定は資金管理の基本
・レンジ幅と値幅のバランスが収益性を左右
・稼働停止や設定変更はPC・スマホから簡単に可能

通貨ペアを選択する

まずは、ループイフダンで取引する通貨ペアを決定します。アイネット証券では以下のような人気通貨ペアが提供されています。

通貨ペア 特徴 推奨タイプ
USD/JPY(米ドル/円) 流動性が高く、スプレッドが狭い。初心者向き。 安定運用
EUR/JPY(ユーロ/円) 値動きがやや大きめ。短期利益狙いも可。 ミドルリスク
AUD/JPY(豪ドル/円) スワップポイントが比較的高め。中長期向け。 スワップ狙い
EUR/USD(ユーロ/米ドル) 世界で最も取引量が多い通貨ペア。 テクニカル重視
注意!
初心者はまず「USD/JPY」から始めるのがおすすめです。理由は、為替ニュースや経済指標が豊富で、分析しやすいからです。

売買方向を決める

ループイフダンでは、買い設定(B)売り設定(S)があります。

  • 買い設定(B):安く買って高く売る。円安方向を想定。
  • 売り設定(S):高く売って安く買い戻す。円高方向を想定。

トレンドに沿った方向を選ぶことで、収益チャンスを高められます。

値幅(pips)とレンジを設定する

値幅とは、新規注文から決済注文までの価格差のことです。値幅が小さいほど決済回数は増えますが、スプレッドの影響を受けやすくなります。

値幅設定の目安
  • 短期回転型:20pips〜40pips(取引回数多め)
  • 中期安定型:50pips〜100pips(バランス型)
  • 長期安定型:100pips以上(含み損に強い)

取引数量の設定

ループイフダンでは1,000通貨単位から取引可能です。初心者はまず最小単位の1,000通貨で始め、慣れてから数量を増やすのが安全です。

設定の確認と稼働開始

最後に、設定内容を確認し、問題がなければ稼働を開始します。スマホアプリやPCから簡単に設定変更が可能なので、運用中の調整も容易です。

ループイフダン設定時の3つの注意点

設定は簡単ですが、見落としやすい注意点もあります。ここでは初心者が陥りやすい失敗を防ぐためのポイントを解説します。

過去の相場レンジを必ず確認する

通貨ペアごとに値動きの癖があります。過去数年のチャートを確認し、想定外の変動が起きた場合のリスクを事前に把握しておきましょう。

証拠金維持率を常に意識する

証拠金維持率が低下するとロスカットの危険が高まります。目安は常に200%以上を維持することです。

過剰設定は禁物

短期で大きく稼ごうとして、レンジや数量を広げすぎると、含み損が膨らむ原因になります。まずは保守的な設定でスタートし、利益を重ねながら調整していくのが安全です。

まとめ|アイネット証券のループイフダンは初心者こそ活用すべき

アイネット証券のループイフダンは、FXの自動売買を「ほぼ全自動」で実行できる画期的なサービスです。初心者でもシンプルな設定で運用を開始できるため、裁量取引に自信がない方や、相場を常時監視できない方にとって理想的な選択肢となります。

本記事で押さえておくべき重要ポイント
  • おすすめ通貨ペア: 初心者はUSD/JPYからスタートすると安定性が高い
  • 値幅設定: 短期狙いは20〜40pips、中期は50〜100pips、長期は100pips以上が目安
  • 証拠金管理: 証拠金維持率は200%以上をキープしてロスカットを防ぐ
  • 取引単位: 1,000通貨単位から取引可能で、少額運用もOK
  • 運用スタイル: 定期的な設定見直しが利益安定のカギ

ループイフダンの魅力は、シンプルな設定と安定した稼働です。しかし、完全放置ではなく、定期的な資金状況やポジションの確認を行うことで、長期的かつ安定した利益獲得につながります。

これからアイネット証券でループイフダンを始める方は、まずは少額運用で設定や値動きに慣れ、その後資金を拡大するステップアップ方式がおすすめです。安全運用を心がけながら、コツコツと利益を積み上げていきましょう。


よくある質問(FAQ)

Q1. ループイフダンの設定は途中で変更できますか?
はい、可能です。アイネット証券のループイフダンは稼働中でもPCやスマホから簡単に設定変更や停止ができます。ただし、変更時は保有ポジションや証拠金維持率に注意が必要です。
Q2. 初心者におすすめの通貨ペアは?
初心者はUSD/JPY(米ドル/円)がおすすめです。値動きが比較的安定し、経済ニュースや分析情報も豊富で判断しやすい特徴があります。
Q3. 最小取引単位はどのくらいですか?
アイネット証券のループイフダンでは1,000通貨単位から取引可能です。低資金から始められるため、リスクを抑えつつ学びながら運用できます。
Q4. 値幅設定の選び方は?
短期利益狙いは20〜40pips、中期安定型は50〜100pips、長期型は100pips以上が目安です。運用資金とリスク許容度に応じて選びましょう。
Q5. ループイフダンは完全放置できますか?
基本的には自動で売買を行いますが、急激な為替変動や証拠金維持率の低下時には対応が必要です。週に数回は状況を確認することをおすすめします。
Q6. 他社の自動売買サービスとの違いは?
アイネット証券のループイフダンは、操作画面が直感的で初心者にも分かりやすく、取引の安定性にも定評があります。さらに豊富な通貨ペアと低スプレッドも魅力です。

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