DMM株の税金はどうなる?確定申告のやり方と注意点を解説

証券会社︰DMM株

「DMM株で利益が出たけれど、税金はいくら払えばいいのか?」「確定申告をしないと脱税になるのか?」 株式投資で収益を上げると、必ず避けて通れないのが税金の問題です。特にDMM株は米国株取引の利便性が高いため、国内株とは異なる「二重課税」の知識がなければ、知らず知らずのうちに損をしている可能性があります。 2026年現在の最新税制に基づき、特定口座の仕組みから、放置すると数万円単位で損をする「外国税額控除」の申請、さらには損失が出た時の「節税術」までを徹底解説。 投資家として、手残り金額を最大化するための税務戦略をここで完璧にマスターしましょう。

📖 この記事で分かること

  • 特定口座「源泉あり」と「なし」の最終的な手残りの違い
  • 米国株の配当金にかかる10%の現地税を取り戻す「外国税額控除」
  • 他社口座の損失とDMM株の利益を合算して税金を安くする方法
  • 信用取引特有の「配当金相当額」に潜む税務上の注意点
  • DMM株ポイントの現金化や貸株金利にかかる「雑所得」の境界線
  • スマホ一台で完結する!e-Taxを使った確定申告の最短手順

✅ 結論:DMM株ユーザーはどう対応すべきか?

結論、「特定口座(源泉徴収あり)」を選んでいるなら、原則として確定申告の義務はありません。DMM株があなたの代わりに計算・納税をすべて完結してくれます。 しかし、「米国株で配当を受け取った人」や「年間を通してトータルで赤字だった人」は、確定申告をすることで数千円〜数万円単位の還付金を受け取れる可能性が極めて高いです。 特にDMM株は米国株の取引コストが低いため、米国株ユーザーこそ「外国税額控除」の手続きをマスターすることが、実質的な利回りを向上させる近道となります。

株式投資にかかる税金の基礎知識(2026年最新版)

日本国内の証券会社を通じて株式取引を行う場合、利益に対してかかる税率は一律で決まっています。これはDMM株でも他のネット証券でも変わりません。

申告分離課税 20.315%の内訳

株式の譲渡益(売却益)や配当金に対しては、「申告分離課税」という仕組みが適用されます。これは、お給料などの所得とは合算せず、株の利益だけに独立して課税されるルールです。

税目の種類 税率
所得税 15%
復興特別所得税(2037年まで) 0.315%
住民税 5%
合計税率 20.315%

例えば、100万円で購入した株を110万円で売却した場合、利益の10万円に対して2万315円の税金がかかる計算になります。この「2万円」を自分で払うのか、DMM株に任せるのかが次の口座区分の話に繋がります。

DMM株の口座区分と確定申告の必要性

DMM株で口座を開設した際、以下の3つのうちどれかを選んでいるはずです。それぞれのメリット・デメリットを専門的に深掘りします。

特定口座(源泉徴収あり):最も一般的で楽な選択

デイトレーダーや忙しい会社員、主婦の方に最も選ばれているのがこの口座です。 最大のメリットは、「確定申告をしなくても脱税にならない」という点です。DMM株が利益から税金を差し引き、損が出れば徴収済みの税金を還付してくれます。

💡 専門的な補足:扶養控除への影響
「源泉徴収あり」の特定口座内で利益がどれだけ出ても、それは「合計所得金額」には算入されません。つまり、パート勤めの主婦や学生が株で数千万円稼いでも、親や夫の扶養から外れることがないのです。これは一般口座にはない、非常に強力なメリットです。

特定口座(源泉徴収なし):資金効率を追求する中級者向け

この口座では、DMM株が年間の損益計算書(年間取引報告書)を作成してくれますが、税金の天引きは行われません。 そのため、翌年の確定申告時期まで税金分の資金を手元に残して運用できるというメリットがあります。しかし、利益が20万円を超えると確定申告が必須となり、前述した「扶養」の問題が発生する可能性があるため注意が必要です。

一般口座:基本的には選ぶメリットがない

一般口座は、自分で売買価格や手数料を計算し、一から「譲渡所得等の計算明細書」を作成しなければなりません。未公開株や特殊な事情がない限り、DMM株で一般口座を利用する理由はほぼありません。

米国株ユーザー必見!「二重課税」と「外国税額控除」の罠

DMM株の魅力は米国株ですが、税金面では国内株よりも複雑です。特に配当金を受け取っている方は、以下の仕組みを理解していないと毎年損をしています。

⚠️ 知らないと損する米国株配当の税金

米国株の配当金には、2段階で課税がなされます。

  1. 米国現地税(10%):まずアメリカで10%が自動的に引かれます。
  2. 国内所得税(20.315%):米国税が引かれた後の残額に対し、日本で課税されます。

実質的な税率は約28%となり、国内株(20.315%)に比べて重くなっています。この「払いすぎた10%」を取り戻すための手続きが、確定申告における「外国税額控除」です。

外国税額控除でいくら戻る?計算シミュレーション

例えば、年間で10万円の米国株配当(現地税控除前)があった場合:

  • 米国で1万円(10%)が引かれる
  • 日本で約1.8万円が引かれる
  • 確定申告をしないと、手元には約7.2万円しか残らない
  • 確定申告をすれば、所得に応じて最大1万円(米国税分)が還付または所得税から控除される

このように、米国株投資家にとって確定申告は「義務」ではなく、利益を守るための「権利」なのです。

損益通算と損失繰越:赤字の時こそ確定申告すべき理由

「今年はDMM株で大負けした……」そんな時こそ、確定申告があなたの家計を助けます。

他社口座との「損益通算」

もしあなたが、DMM株で50万円の利益が出た一方で、他社の口座(楽天証券やSBI証券など)で80万円の損失を出していた場合、確定申告をすることでこれらを合算できます。 合算するとトータルで30万円のマイナスとなるため、DMM株で既に支払ってしまった20.315%の税金(約10万円)が全額戻ってきます。

3年間の「損失繰越控除」

損益通算をしてもまだマイナスが残る場合、その損失を最大3年間にわたって繰り越すことができます。 翌年、株で利益が出たとしても、去年の負け分と相殺できるため、将来の税金をタダにすることが可能です。

⚠️ 注意点:毎年申告が必要
損失繰越を利用する場合、その後に取引がない年であっても、損失を維持するために毎年確定申告を行い続ける必要があります。

信用取引・貸株・ポイント還元の税金

現物取引以外にも、DMM株ならではの機能に付随する税制についても解説します。

信用取引の「配当金相当額」は譲渡所得

信用取引で株を保有している間に配当落ちが発生した場合、「配当金」そのものではなく「配当金相当額」を受け取ります。 これは配当所得ではなく、譲渡所得(売却益と同じ扱い)として計算されます。 逆に空売りをしている場合は、この相当額を支払う必要がありますが、これも売買手数料と同じように経費(損失)として計上できます。

貸株サービスやDMM株ポイントは「雑所得」

DMM株の貸株サービスで受け取った金利や、取引手数料の1%が還元されるDMM株ポイントを現金化したものは、一般的に「雑所得」に分類されます。 給与所得者の場合、株の利益以外(雑所得など)の合計が年間20万円を超えると確定申告が必要になります。少額であれば問題ありませんが、大口取引でポイント還元額が大きい方は注意が必要です。

DMM株で確定申告を完結させる5ステップ

実際に確定申告を行う際の手順を、DMM株のツール操作を含めて具体的に解説します。

🚀 最短で終わらせる確定申告ガイド

  • 1. 年間取引報告書のダウンロード: 1月中旬以降、DMM株のマイページ内「報告書」からPDFを取得。これがすべての計算の基礎になります。
  • 2. 国税庁「確定申告書等作成コーナー」へアクセス: スマホまたはPCでアクセス。マイナンバーカードがあればe-Taxで送信可能です。
  • 3. データの入力: 「特定口座(源泉徴収あり)」の内容を転記。DMM株の報告書に記載されている「譲渡益」「配当」「源泉徴収税額」をそのまま入力するだけです。
  • 4. 外国税額控除の入力(米国株ユーザーのみ): 米国株の配当がある場合、報告書の「外国所得税」の額を専用の入力欄に記載します。
  • 5. 送信・還付金の受け取り: 内容を確認して送信。還付がある場合は、1ヶ月程度で指定の口座に現金が振り込まれます。

まとめ:DMM株での節税は「情報のアップデート」が鍵

DMM株における税金対策をまとめると以下の通りです。

  • 基本は「特定口座(源泉あり)」で納税を自動化
  • 米国株の配当があるなら「外国税額控除」で払いすぎた10%を回収
  • 負けた年は「損失繰越」を申請して未来の利益を守る
  • DMM株ポイントや貸株金利は「雑所得」として20万円ルールを意識する

2026年、新NISAの普及で投資の非課税枠が広がっていますが、通常の特定口座での取引や米国株投資において、税制を正しく知ることは「確実な利回りの上乗せ」に直結します。 DMM株の使いやすい報告書作成機能をフル活用して、賢く節税を行っていきましょう。

よくある質問(FAQ)

Q1. DMM株で利益が10万円出ました。申告しないとバレますか?
「特定口座」を利用している場合、DMM株から税務署へ年間取引報告書が提出されるため、利益の額は税務署に把握されています。ただし「源泉あり」を選んでいれば既に納税済みのため問題ありません。「源泉なし」や「一般口座」で20万円を超える利益があるのに申告しないと、数年後に税務署から連絡が来る可能性が非常に高いです。
Q2. 特定口座(源泉あり)でも確定申告をするデメリットはありますか?
唯一の注意点は「所得」としてカウントされてしまうことです。これにより、国民健康保険料が上がったり、配偶者控除が受けられなくなったりする可能性があります。還付される税金よりも、健康保険料の増額分が大きくなっては本末転倒ですので、特に自営業者の方は事前に試算が必要です。
Q3. 米国株の譲渡益(値上がり益)にも現地税はかかりますか?
いいえ、かかりません。日米租税条約により、米国株を売却して出た利益に対しては、アメリカ現地では非課税となっています。日本国内で通常の20.315%が課税されるだけですので、売却益に関しては外国税額控除を考える必要はありません。
Q4. 昨年損失を申告し忘れたのですが、今からでも間に合いますか?
過去5年以内であれば「更正の請求」や「期限後申告」ができる場合があります。ただし、損失の繰越は「連続して申告していること」が条件になるため、遡って申告できるかどうかはケースバイケースです。早めに最寄りの税務署へ相談することをおすすめします。
Q5. NISA口座で損失が出た場合、DMM株の特定口座と損益通算できますか?
できません。NISA口座は「利益が非課税」というメリットがある一方で、税制上は「最初から存在しない口座」として扱われます。そのため、NISAでの損失を特定口座の利益とぶつけて節税することは一切認められていません。
Q6. スマホアプリの年間取引報告書だけで確定申告は完結しますか?
はい、可能です。最近の国税庁「確定申告書等作成コーナー」はスマホに最適化されており、DMM株のPDF報告書に記載された数字をスマホ上で入力するだけで申告書が完成します。マイナンバーカードがあればその場で送信まで完了するため、税務署に行く必要も、書類を郵送する必要もありません。

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