「Amazonで買い物をする機会が多いけれど、楽天カードとAmazon Mastercardのどちらを使うのがお得なのだろうか」「楽天カードでもAmazonで買い物はできるけれど、ポイント還元率で損をしていないか」とお悩みではありませんか?
結論から言うと、Amazon利用がメインであり、Amazonプライム会員の方であれば「Amazon Mastercard」が最もお得です。一方で、楽天市場や楽天ペイなどの楽天関連サービスも併用する方や、普段使いでの還元率と使い勝手のバランスを重視する方には「楽天カード」が非常におすすめです。
本記事では、年会費やポイント還元率、付帯サービス、ポイントの使い道まで、2大クレジットカードの違いを徹底的に比較し、あなたにとって最適な1枚を選ぶための判断基準を詳しく解説します。
📝 この記事で分かること
- ✅ 還元率の差:Amazon・楽天市場・一般加盟店での還元率の違い
- ✅ 維持コスト:年会費やETCカード、付帯保険などのコストパフォーマンス
- ✅ ポイント利便性:貯まるポイントの種類と使い勝手、有効期限の違い
- ✅ 最適な選択肢:ライフスタイルに応じた選び方と、2枚持ちのメリット
1. 楽天カードとAmazon Mastercardの基本概要
日本国内で高い人気を誇る2大ECサイト「楽天市場」と「Amazon」。それぞれのグループが発行(または提携発行)しているクレジットカードが「楽天カード」と「Amazon Mastercard」です。どちらも高い還元率と年会費無料の手軽さで支持されていますが、得意とする領域や特典内容には明確な違いがあります。
カードを選ぶ前に、まずはそれぞれのカードが持つ基本的な立ち位置と強みを把握しておきましょう。
楽天カードの特徴
楽天カードは、楽天カード株式会社が発行する圧倒的な知名度を持つクレジットカードです。基本還元率が1.0%と高く、楽天市場での利用では「SPU(スーパーポイントアッププログラム)」によって還元率がさらにアップするのが最大の特徴です。
貯まるポイントは「楽天ポイント」であり、楽天市場での買い物だけでなく、街の加盟店や楽天ペイ(コード決済)の支払いにも直接充当できるため、ポイントの汎用性が極めて高いというメリットがあります。また、Visa、Mastercard、JCB、American Expressという主要な4大国際ブランドから自由に選べる点も大きな魅力です。
Amazon Mastercardの特徴
Amazon Mastercardは、三井住友カード株式会社がAmazonと提携して発行しているクレジットカードです。旧カード(Amazon Classic / Gold)からリニューアルされ、現在は「Amazon Mastercard」という名称で一本化されています。
Amazonでの買い物において、Amazonプライム会員であれば2.0%、非会員であっても1.5%という高いポイント還元を受けることができます。また、大手コンビニ(セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソン)での利用でも1.5%還元となるため、日常的な少額決済でも力を発揮します。貯まった「Amazonポイント」はアカウントに自動加算され、次回以降のAmazonでの購入時に1ポイント=1円として手軽に消費できます。
2. 【一目でわかる】楽天カードとAmazon Mastercardの比較表
両カードの主要なスペックを一覧表でまとめました。ご自身の重視する項目をチェックしてみてください。
| 比較項目 | 楽天カード | Amazon Mastercard |
|---|---|---|
| 発行会社 | 楽天カード株式会社 | 三井住友カード株式会社 |
| 本会員年会費 | 永年無料 | 永年無料 |
| 基本還元率(街利用) | 1.0%(100円につき1pt) | 1.0%(100円につき1pt) |
| Amazon利用時 | 1.0% | プライム会員:2.0% 非会員:1.5% |
| 楽天市場利用時 | 3.0%〜(SPU適用時) | 1.0% |
| コンビニ利用時 | 1.0% | 1.5%(主要大手3社) |
| 獲得ポイント | 楽天ポイント | Amazonポイント |
| ETCカード年会費 | 550円(税込) ※会員ランクにより無料化あり |
初年度無料 ※年1回以上の利用で次年度無料 |
| 付帯保険 | 海外旅行傷害保険(利用付帯・最高2,000万円) | ショッピング補償(最高200万円) ※旅行保険はなし |
| 国際ブランド | Visa / Mastercard / JCB / Amex | Mastercardのみ |
3. ポイント還元率とコストの徹底比較
クレジットカードを選ぶ上で最も重要な基準となるのが「コスト(年会費など)」と「ポイント還元率」です。それぞれのシーンにおけるお得度を掘り下げて確認していきましょう。
年会費と維持コストの比較
両カードとも、本会員のカード年会費は「永年無料」です。所有しているだけで年会費などの固定コストが発生することはありません。
ただし、サブカードとして「ETCカード」を追加する場合にコスト差が生じます。
- 楽天カード:ETCカードの年会費は通常550円(税込)です。楽天PointClubの会員ランクが「ダイヤモンド会員」または「プラチナ会員」である場合は無料になりますが、条件を満たさない場合は毎年コストがかかります。
- Amazon Mastercard:ETCカードの初年度年会費は無料です。年に1回以上ETC利用があれば翌年度も無料(未利用の場合は550円(税込))となるため、日常的に有料道路を使う方なら実質無料で維持できます。
街での通常利用(基本還元率)の比較
どちらのカードも、スーパーやドラッグストア、飲食店などの一般的な街の店舗での決済では1.0%の還元率(100円につき1ポイント)です。
一般的にクレジットカードの還元率は0.5%が標準的と言われているため、両カードとも「高還元率カード」の部類に入ります。街での普段使いにおいては、どちらを選んでも損をすることはありません。
Amazon利用時の還元率の比較
Amazonでの買い物に関しては、当然ながら「Amazon Mastercard」が優位に立ちます。
🛒 Amazonでのポイント還元率の違い
- Amazon Mastercard(プライム会員):2.0%(100円につき2ポイント)
- Amazon Mastercard(通常会員):1.5%(100円につき1.5ポイント)
- 楽天カード:1.0%(100円につき1ポイント)
例えば、Amazonで年間30万円の買い物をする場合、還元率の差によって得られるポイント数は以下のようになります。
- Amazon Mastercard(プライム会員):6,000ポイント
- Amazon Mastercard(通常会員):4,500ポイント
- 楽天カード:3,000ポイント
このように、Amazonプライム会員がAmazon Mastercardを利用した場合、楽天カード決済と比べて2倍(3,000ポイント差)の還元を受けることができます。Amazonでの利用頻度が高い方にとっては見逃せない差と言えます。
楽天市場利用時の還元率の比較
一方で、楽天市場などの楽天グループサービスを利用する場合は「楽天カード」が圧倒的に有利です。
楽天カードを楽天市場の決済に使用すると、基本還元1.0%に加えて「カード利用特典」などが付与され、常時3.0%〜の還元率(SPU適用時)となります。さらに「お買い物マラソン」や「5と0のつく日」などのキャンペーンを組み合わせることで、10%以上のポイント還元を狙うことも容易です。
Amazon Mastercardを楽天市場で利用した場合は通常還元率の1.0%にとどまるため、楽天市場での買い物においては楽天カードに大きな軍配が上がります。
主要コンビニでの還元率の比較
Amazon Mastercardには、大手コンビニ(セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソン)で決済した際にポイント還元率が1.5%にアップする特典が付帯しています。特別なエントリーは不要で、カード決済するだけで1.5%還元となります。
楽天カードの場合、コンビニでの決済還元率は通常通りの1.0%です。日常的にコンビニを利用する機会が多い方にとっては、Amazon Mastercardの1.5%還元は魅力的と言えます。
4. ポイントの使い勝手と有効期限の比較
ポイントは「貯まりやすさ」だけでなく、「使いやすさ(出口戦略)」も非常に重要です。貯まったポイントの使い勝手について比較してみましょう。
⚠️ ポイントの性質における主な違い
楽天ポイントは街の加盟店やコード決済(楽天ペイ)を介して現金に近い形で使い切ることができるのに対し、Amazonポイントは基本的にAmazon内での商品購入に用途が限定されます。
楽天ポイントの使い道と有効期限
楽天カードで貯まる「楽天ポイント(通常ポイント)」は、極めて高い利便性を誇ります。
- 主な使い道:楽天市場での買い物、楽天トラベル、楽天モバイル等の支払い、街の楽天ポイント加盟店(マクドナルド、ツルハドラッグ等)での提示、楽天ペイでのコード決済、楽天証券でのポイント投資、カード請求額への充当
- 有効期限:最後にポイントを獲得した月を含めた1年間(※新しくポイントを獲得するたびに保有ポイントすべての期限が延びるため、実質無期限)
楽天ペイを活用すれば、コンビニやスーパー、飲食店など全国の幅広い店舗でポイントを1ポイント=1円として手軽に消費できます。ポイントを失効させるリスクがほぼなく、生活費の削減に直結させやすいのが特徴です。
Amazonポイントの使い道と有効期限
Amazon Mastercardで貯まる「Amazonポイント」は、Amazonでの購入に特化しています。
- 主な使い道:Amazon.co.jpでの商品購入、Kindle本やPrime Videoなどのデジタルコンテンツの購入
- 有効期限:Amazonでの最終購入(またはポイント獲得)から1年間(※定期的にAmazonを利用していれば実質無期限)
貯まったポイントはAmazonのアカウントに自動で反映されるため、面倒な還元手続きや交換申請が必要ありません。Amazonで頻繁に買い物をする人であれば、決済画面で「ポイントを利用する」を選択するだけで即座に割引として活用できます。
5. 付帯サービスと保険内容の比較
クレジットカードには、いざという時のための保険や付帯サービスが付いています。両カードの補償内容には明確なコンセプトの違いがあります。
海外旅行傷害保険の比較
旅行や海外出張に行く機会がある方にとって重要なのが海外旅行傷害保険です。
- 楽天カード:最高2,000万円の海外旅行傷害保険が付帯しています(※事前に募集型企画旅行の費用等をカード決済する必要がある「利用付帯」)。海外での怪我や病気に対する傷害治療費用・疾病治療費用も最高200万円まで補償されます。
- Amazon Mastercard:海外・国内ともに旅行傷害保険は付帯していません。
海外旅行の機会がある方は、旅行保険が用意されている楽天カードの方が安心感が高いと言えます。
ショッピング保険(買物あんしん保険)の比較
購入した商品の破損や盗難を補償するショッピング保険に関しては、逆の立場になります。
- Amazon Mastercard:最高200万円の「ショッピング補償」が付帯しています。Amazon Mastercardで購入した商品が、購入日から90日以内に事故や盗難等で破損・損害を受けた場合に補償対象となります(※1事故につき自己負担額3,000円)。
- 楽天カード:一般の楽天カードにはショッピング保険が付帯していません(※上位の楽天ゴールドカードや楽天プレミアムカード等には付帯)。
Amazonで家電製品や高額なガジェット、家具などを購入する際、Amazon Mastercardで決済しておけば万が一の故障や破損に備えられるため、購入後の安心感が大きく高まります。
6. 使いやすさ・アプリ・サポートの比較
日常的に使うカードだからこそ、管理アプリの使いやすさや申し込みのしやすさも重要な選定基準となります。
カード発行スピードと即時利用
「今すぐ買い物をしたい」という場面での発行スピードを比較します。
Amazon Mastercardは、三井住友カードの即時審査システム(即時発行)に対応しています。必要情報を入力して申し込むと、最短数分で審査が完了し、Amazonアカウントに「Amazonテンポラリーカード(仮想カード)」が登録されます。プラスチックカードが手元に届く前であっても、すぐにAmazon内で上限3万円までの買い物が可能です。
楽天カードも発行スピードは早く、通常申し込みから数日〜1週間程度でカードが自宅に届きます。アプリ上でカード番号を確認できる機能も展開されていますが、物理カードの到着を待つのが基本となります。
管理アプリの操作性
どちらのカードもスマートフォンアプリの出来が非常に良く、利用明細の確認や支払い方法の変更がスムーズに行えます。
- 楽天カード:「楽天カードアプリ」を利用します。利用明細の見やすさに加え、家計簿機能やキャンペーンのエントリー管理、楽天ポイントの獲得履歴などが一元管理できます。
- Amazon Mastercard:三井住友カードの「Vpassアプリ」を利用します。セキュリティの高さとシンプルな画面設計に定評があり、カードの利用通知をリアルタイムで受け取ることができます。
7. あなたはどっち?それぞれのカードが向いている人
ここまでの比較を踏まえ、どちらのカードを選ぶべきかをタイプ別に分類しました。ご自身の普段の生活スタイルと照らし合わせてみてください。
Amazon Mastercardが向いている人
- Amazonプライム会員に入会している人(Amazonで還元率2.0%の恩恵を受けられる)
- ネット通販での買い物がほぼAmazonに集約されている人
- セブン-イレブン、ファミマ、ローソンなどのコンビニを頻繁に利用する人
- Amazonで購入する家電や精密機器にショッピング保険をつけたい人
- 貯まったポイントを交換作業なしで手軽にAmazonで消費したい人
楽天カードが向いている人
- 楽天市場や楽天ブックス、楽天トラベルなどの楽天サービスをよく使う人
- 楽天ペイや街の加盟店でポイントを積極的に使いたい人(ポイントの汎用性重視)
- 海外旅行や海外出張に行く機会があり、旅行傷害保険を確保したい人
- Visa、JCB、American ExpressなどMastercard以外のブランドを選びたい人
- 楽天証券でのポイント投資や、楽天モバイル等の支払いにポイントを充てたい人
💡 【お得な活用術】迷ったら「2枚持ち(併用)」も賢い選択!
「Amazonも使うけれど、楽天市場も使う」「ポイントを街で自由に使いたい」という方は、楽天カードとAmazon Mastercardの両方を所有する(2枚持ち)のが最も賢い戦略です。
どちらのカードも年会費が永年無料であるため、2枚持っても維持コストは一切かかりません。「Amazonでの買い物やコンビニ決済はAmazon Mastercard」「楽天市場での買いものや普段の街での支払いは楽天カード」と使い分けることで、両方の還元率特典を極限まで享受することができます。
8. 選び方の基準と発行時の注意点
カードを申し込む際や運用を始めるにあたって、事前に知っておくべき注意点と判断基準をまとめました。
審査基準と申し込み条件についての理解
インターネット上では「審査が甘い」「必ず通る」といった表現が見られることがありますが、クレジットカードの審査において絶対に通過するカードは存在しません。楽天カードもAmazon Mastercardも、カード会社独自の基準に基づいて厳正な審査が行われます。
申込条件はどちらも「18歳以上(高校生を除く)」と指定されています。未成年や学生、主婦(主夫)の方でも申し込むことは可能ですが、収入状況や過去の信用情報(クレカやローンの返済履歴)が審査対象となる点に留意してください。
リボ払い設定(自動リボ)の確認
クレジットカード発行時の初期設定や入会キャンペーンの条件として、「自動リボ(リボ払い設定)」が案内されている場合があります。
リボ払いを指定すると、毎月の支払額を一定に抑えられる反面、年率15.0%〜18.0%程度の実質年率(手数料)が発生し、返済期間が長期化するリスクがあります。無用な手数料支払いを避けるためにも、申し込み時には支払方法が「一括払い」になっているかをしっかりと確認し、仕組みを理解した上で利用しましょう。
最新の情報は必ず公式サイトで確認する
クレジットカードの各種還元率、新規入会キャンペーンの進呈ポイント数、付帯保険の適用条件、提携サービスの特典などは、時期や規約改定によって変更される場合があります。
カードを申し込む前には、必ず楽天カードおよびAmazon Mastercard(三井住友カード)の公式サイトにアクセスし、最新の利用規約やキャンペーン詳細を確認するようにしてください。
9. まとめ:ライフスタイルに合わせて最適なカードを選ぼう
楽天カードとAmazon Mastercardは、どちらも年会費無料で1.0%以上の還元率を誇るトップクラスに優秀なクレジットカードです。
- Amazonの利用頻度が高く、プライム会員の方:Amazonでの還元率が2.0%になる「Amazon Mastercard」がベストパートナーです。
- 楽天市場をはじめとする楽天グループの利用が多い方・ポイントの使い勝手を重視する方:「楽天カード」を選べば間違いありません。
- 両方のECサイトを頻繁に利用する方:年会費が無料であるため「2枚持ち」をして、決済場所に応じて使い分けるのが最もお得です。
ご自身の毎月の支出やよく利用するサービスを見直し、最も効率的にポイントが貯まる1枚(または2枚)を手に入れて、賢いキャッシュレス生活をスタートさせましょう。

