「FXは24時間いつでも取引できる」といわれますが、実は取引できない時間帯があることをご存知でしょうか。 特に注意が必要なのが、世界経済の中心である米国のサマータイム(夏時間)への切り替えや、週末・月曜早朝の空白時間です。 2026年、ボラティリティの激しい相場において、取引時間の知識は単なるマナーではなく、資産を守るための「防衛術」です。 松井証券FXにおける正確な取引スケジュールと、時間帯ごとの戦略的な立ち回り方を徹底解説します。
この記事で分かること
- 標準時間と夏時間の違い:米国スケジュールによる取引開始・終了時間の変動
- 土日とメンテナンス時間:取引が完全にストップする「魔の時間帯」の注意点
- 3大市場の特性:東京・ロンドン・ニューヨーク時間ごとの相場の動きやすさ
- 経済指標の影響:特定の時間帯にスプレッドが広がりやすい理由と回避策
- 通貨ペア別の最適時間:欧州通貨やオセアニア通貨が動く「旬」の時間帯
- リスク管理:週末をまたぐポジション保有のリスクと「窓開け」への対策
✅ 結論:取引時間は「月曜朝7時から土曜朝まで」の24時間体制
松井証券FXでは、原則として平日は24時間、土日を除きいつでも取引が可能です。 ただし、米国のサマータイム導入(3月第2日曜〜)により、終了時間が1時間早まる点には注意が必要です。 特に初心者は、流動性が低下しスプレッドが広がりやすい「早朝5時〜7時」の取引を避け、活発に動くロンドン・ニューヨーク市場の重なる時間帯に注目するのが賢明です。
松井証券FXの基本取引スケジュール:標準時間と夏時間
FX市場は世界中のどこかで常に開いているため、基本的には平日24時間の取引が可能です。しかし、松井証券FXのシステムが稼働している時間は、米国の市場スケジュールに準拠しています。
最も重要なのは「米国夏時間(サマータイム)」の概念です。米国では3月の第2日曜日から11月の第1日曜日までが夏時間となり、それ以外が標準時間(冬時間)となります。
具体的な稼働時間の比較表
| 区分 | 取引開始(月曜日) | 火〜金曜日の取引時間 | 取引終了(土曜日) |
|---|---|---|---|
| 標準時間(冬) | 午前7:00 | 午前7:00 〜 翌午前6:55 | 午前6:50 |
| 夏時間(サマー) | 午前7:00 | 午前7:00 〜 翌午前5:55 | 午前5:50 |
夏時間は冬時間に比べて、1日の取引終了(クローズ)が1時間早まります。金曜日の深夜(土曜日の明け方)にポジションを持っている場合、夏時間は午前5時50分に取引が止まってしまうため、決済忘れには十分注意してください。
3大市場のタイムサイクルと「勝ちやすい」時間帯
24時間取引できるからといって、常に同じように動いているわけではありません。世界中のトレーダーが活動する時間帯には「ピーク」があります。
東京市場(午前9時 〜 午後3時頃)
日本やアジアの投資家がメイン。ドル円やクロス円が中心に動きます。比較的穏やかな展開が多いですが、午前10時の「仲値」発表時には一時的に活発になります。2026年現在は、円安対策の政府・日銀介入への警戒感がこの時間帯に高まることがあります。
ロンドン市場(午後4時 〜 翌午前2時頃)
世界最大の取引量を誇る時間帯です。欧州勢が参戦することで、ユーロやポンドといった通貨ペアがダイナミックに動き始めます。トレンドが発生しやすいため、順張りトレーダーにとっての「稼ぎ時」となります。
ニューヨーク市場(午後9時 〜 翌午前6時頃)
米国市場の開場により、取引量はピークに達します。特に午後9時半から深夜1時頃までは、ロンドン市場とニューヨーク市場が重なる「黄金時間(ゴールデンタイム)」と呼ばれ、米国の重要な経済指標発表(雇用統計など)も重なるため、最も激しい値動きが見られます。
週末の「窓開け」リスクとメンテナンス時間の重要性
FXにおいて最も大きなリスクの一つが、土日の間に世界で大事件が起き、月曜朝に価格が飛んで始まる「窓開け」です。
土日は松井証券FXでも取引が停止しています。この間に地政学リスクや経済上の重大ニュースが流れると、土曜朝のクローズ価格と月曜朝のオープン価格が大きく離れることがあります。
もし逆指値(損切り)を入れていても、価格が飛んでしまった場合は「窓が開いた後の最初の価格」で約定するため、想定以上の損失を被る可能性があります。初心者のうちは、金曜日のうちにポジションをすべて決済(ノーポジ)し、安心して週末を迎える習慣をつけることを強く推奨します。
⚠️ 月曜早朝の「スプレッド拡大」に注意
月曜日の午前7時頃は、世界中の取引所が開き始めた直後で参加者が少なく、流動性が非常に低くなっています。この時間帯は「スプレッド(売値と買値の差)」が通常よりも極端に広がりやすく、取引を始めると同時に大きな含み損を抱えるリスクがあります。安定した取引を望むなら、市場が落ち着く午前9時以降を待つのがプロの知恵です。
通貨ペア別:狙い目の時間帯攻略法
松井証券FXで取り扱う通貨ペアには、それぞれ「最もよく動く時間」があります。
米ドル/円(USD/JPY)
ほぼ24時間動きますが、やはりニューヨーク時間の重要指標発表時が最大の見せ場です。東京時間の仲値付近での動きも、実需層(輸入企業など)の買いが入るため注目です。
ユーロ/円(EUR/JPY)・ポンド/円(GBP/JPY)
欧州市場が開く午後4時(夏時間は午後3時)以降が主戦場です。ロンドン市場での欧州通貨の買い・売りが、クロス円にも強く波及するため、夕方からの参戦が効率的です。
豪ドル/円(AUD/JPY)・NZドル/円(NZD/JPY)
オセアニア市場が動く早朝から東京時間にかけてが狙い目です。中国の経済指標発表(午前11時頃)にも強く反応するため、日中に取引時間を確保できる方に向いています。
MATSUI Bankとの連携で「待ち時間」も利益に変える
FXの取引時間外、つまり土日や相場が動かない時間帯に、資金を寝かせておくのはもったいないことです。
松井証券FXのユーザーであれば、MATSUI Bank(住信SBIネット銀行松井証券支店)を活用することで、FXの待機資金を年利0.31%(税引前・2026年1月現在)という高水準の普通預金金利で運用できます。
取引時間はFXで攻め、取引時間外や様子見の期間は銀行金利で守る。この「ハイブリッド運用」こそが、時間を味方につける現代の賢い投資家のスタンダードです。
まとめ:時間を制する者がFXを制する
松井証券FXは、平日24時間という広大な取引チャンスを提供してくれます。しかし、闇雲に24時間チャートに張り付く必要はありません。
「自分の生活サイクルに合わせて、最も流動性の高い時間を狙い撃つ」ことが、ストレスを抑えつつ利益を積み上げるコツです。夏時間と冬時間の切り替えに注意し、週末のリスクを適切に管理しながら、松井証券FXの快適な取引環境を存分に活用してください。


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