「株を売って利益が出たから、現金化して旅行に使いたい」「急な出費でお金が必要になった」 投資のゴールは、増やした資産を人生のために使うことです。しかし、いざ出金しようとした時に「手数料がかかるの?」「いつ銀行口座に振り込まれるの?」と戸惑ってしまう方は少なくありません。 松井証券の出金方法は、基本的には無料ですが、急ぎの場合や使う銀行によってルールが異なります。 本記事では、無駄なコストを払わず、最短で現金を手にするための正しい出金手順と、知っておくべき「受渡日」の注意点を徹底解説します。
📌 本記事の構成と学習内容
- ✅ 出金方法3選:通常出金・即時出金・MATSUI Bank連携の違い
- ✅ 手数料と反映日:「無料」かつ「最速」で引き出す条件
- ✅ 受渡日の罠:「売ったのにすぐ出金できない」理由を解消
- ✅ スマホ操作ガイド:アプリを使った具体的な出金手順
- ✅ トラブル対策:出金指示ができない時のチェックリスト
- ✅ よくある質問:最低出金額や土日の扱いなどをQ&Aで網羅
✅ 結論:翌営業日なら無料。MATSUI Bankなら「即時無料」
急ぎでなければ、手数料無料の「翌営業日以降の出金」を選べばOKです。 もし「今すぐ現金が必要」なら、手数料330円を払って「即時出金」を使うか、「MATSUI Bank」を利用して手数料無料で即時出金する裏技を使いましょう。
松井証券の3つの出金方法とスペック比較
松井証券から資金を引き出す方法は大きく分けて3つあります。それぞれのコストとスピードを比較表で確認しましょう。
| 出金方法 | 手数料(税込) | 反映タイミング | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 翌営業日以降の出金 (通常出金) |
無料 | 翌営業日〜 | 最も一般的。急ぎでなければこれ一択。 |
| 即時出金 | 330円 (200万円以上は無料) |
即時 | 手数料がかかるが、すぐに銀行口座へ着金する。 |
| MATSUI Bank出金 (自動スイープ) |
無料 | 即時 | MATSUI Bank利用者限定。最強の出金方法。 |
1. 翌営業日以降の出金(基本はこれ)
登録している銀行口座へ振り込む方法です。 15:30までに出金指示を出せば、翌営業日(平日)の午前中には銀行口座に着金します。 手数料は松井証券が負担してくれるため、ユーザーは完全無料です。
💡 ポイント:
金曜日の夜に出金指示を出した場合、翌営業日は「月曜日」となるため、土日には着金しません。
2. 即時出金(緊急時のみ推奨)
「今すぐATMで現金をおろしたい」という時に使います。 手続き完了後、すぐに銀行口座の残高に反映されますが、330円の手数料がかかる点がデメリットです(出金額が200万円以上の場合は無料)。 よほど緊急でない限り、翌営業日出金を待つのが資産形成の上では賢明です。
3. MATSUI Bank連携(手数料無料・即時)
松井証券ユーザーなら絶対に検討すべきなのが「MATSUI Bank(マツイバンク)」の活用です。
面倒な出金操作が「全自動」に
MATSUI Bankには「自動スイープ(自動振替)」機能があります。これ設定しておくと、証券口座にある使っていない現金(余力)を、夜間に自動的に銀行口座(MATSUI Bank)へ戻してくれます。 つまり、わざわざ「出金ボタン」を押さなくても、勝手にお金が銀行に戻り、しかも即時利用可能で、手数料もかかりません。
重要:売却してもすぐには出金できない「受渡日」の仕組み
初心者が最も陥りやすいトラブルが、「株を売ったのに、出金可能額が0円のまま増えない」という現象です。 これには株式市場の共通ルールである「受渡日(うけわたしび)」が関係しています。
お金が手元に来るのは「売却日の2営業日後」
株や投資信託は、売買が成立した日(約定日)にすぐ現金が動くわけではありません。 実際の代金の受け渡しが行われるのは、約定日を含めて3営業日目(T+2)です。
例:月曜日に株を売却した場合
- 📅 月曜日(約定日):売買成立。「買付余力」には反映されるが、まだ出金はできない。
- 📅 火曜日:手続き中。
- 📅 水曜日(受渡日):ここで初めて「現金」として確定し、出金が可能になる。
つまり、月曜日に売ってその日のうちに現金を引き出すことは、制度上不可能です。現金が必要な予定がある場合は、余裕を持って数日前に売却しておく必要があります。
スマホアプリでの出金手順ガイド
松井証券の「株アプリ」を使った、標準的な出金手順を解説します。
Step 1:メニューから「入出金」を選択
アプリにログインし、画面下部のメニューボタンから「入出金」>「出金依頼」をタップします。
Step 2:出金依頼額の入力
画面に「出金可能額」が表示されます。引き出したい金額を入力してください。 ※ここで金額が0円や不足している場合は、前述の「受渡日」が到来していない可能性があります。
Step 3:出金日の指定と取引暗証番号
「翌営業日以降」の日付を選択します。最短の日付がデフォルトで選択されています。 最後に取引暗証番号を入力し、「出金する」ボタンを押せば完了です。
出金できない・振り込まれない時のチェックリスト
手続きをしたはずなのにお金が入らない場合、以下の原因が考えられます。
⚠️ よくある出金トラブル
- 出金先口座の間違い:古い口座や、解約済みの口座が登録されていませんか?
- 受渡日の勘違い:売却したばかりで、まだ現金化の権利が確定していない状態ではありませんか?
- 即時出金の時間外:即時出金でも、夜間メンテナンス中などは反映が遅れることがあります。
MATSUI Bankの「デビットカード」ならATMで即現金化が可能
松井証券からMATSUI Bankへ資金を移動(スイープ)させた後、さらに便利に現金を使う方法があります。それが「MATSUI Bankデビットカード」の活用です。
わざわざ銀行のキャッシュカードで引き出さなくても、デビット機能を使えば、証券口座から移動した資金でそのまま買い物が可能です。しかも、利用額の1.0%が松井証券ポイントとして還元されます。
💡 投資利益を日常で使う最強ルート
- 株を売却:売却代金が自動スイープでMATSUI Bankへ移動。
- デビット決済:スーパーやコンビニ、ネット通販でそのまま買い物。
- ポイント還元:1%還元で貯まったポイントで、また投資信託を買う。
※もちろん、セブン銀行ATMやローソン銀行ATMを使えば、スマホアプリ(QRコード)を使ってカードレスで現金の引き出しも可能です(月5回まで手数料無料)。
「出金したのに入金されない」を防ぐための税金の知識
「利益が出たから全額出金しようと思ったのに、計算より金額が少ない」というケースがあります。これは、特定口座(源泉徴収あり)における税金の先払いが原因です。
売却益から約20%が引かれて入金される
NISA口座以外の課税口座で利益が出た場合、売却が成立した時点で、利益の20.315%相当額が一時的に拘束(税金として差し引かれる準備)されます。 そのため、実際に手元に残って出金できる金額は、売却合計額から税金を引いた残りとなります。
| 口座の種類 | 税金の扱い | 出金できる金額 |
|---|---|---|
| NISA口座 | 非課税 | 売却代金がまるごと出金可能 |
| 特定口座 (源泉徴収あり) |
約20%自動天引き | 売却代金 - 税金分 |
米国株(ドル)を出金する場合の注意点
最近増えている米国株投資ですが、持っている「米ドル」をそのまま銀行へ出金することは、松井証券では原則できません。
⚠️ 日本円への「為替振替」が必須
米ドルなどの外貨を銀行に出金したい場合、まずは松井証券内で「米ドル売り・円買い」の為替取引を行い、日本円に戻す必要があります。 円に戻した後、通常の出金手続きを行う流れになりますので、為替手数料や為替変動リスクも考慮してタイミングを決めましょう。
セキュリティ対策:出金先変更のロック機能
「勝手にパスワードを盗まれて、知らない銀行口座に出金されたらどうしよう」という不安がある方のために、松井証券には強固なセキュリティ設定があります。
- 出金先口座の変更制限:Web画面からの変更をロックし、書面でのみ変更可能にする設定ができます。
- 通知メール:出金手続きが行われると、即座に登録メールアドレスへ通知が届きます。身に覚えのない通知が来た場合は、すぐにサポートへ連絡することで被害を防げます。
まとめ:余裕を持ったスケジュールで手数料無料を目指そう
松井証券の出金は、計画的に行えば手数料無料でスムーズに完了します。 急ぎの資金需要がない限り、「翌営業日出金」を選択するのがベストです。
また、頻繁に入出金を繰り返す方や、銀行金利もお得に受け取りたい方は、MATSUI Bankとの連携を強くおすすめします。 「資金移動のタイムラグ」と「手数料」のストレスから完全に解放され、より快適な投資ライフを送ることができるでしょう。


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