「自分の持っている株がいま合計でいくらなのか、パッと確認したい」「含み損や含み益がどこに表示されているのか分からない」
松井証券で投資を始めたばかりの方が最初にぶつかる壁が、資産管理画面の見方です。松井証券の画面は情報が非常に充実している反面、専門用語が多く、慣れるまではどこに注目すべきか迷ってしまうこともあります。
この記事では、日々の運用チェックが楽しくなるように、PC版とスマホアプリ版それぞれの画面の見方を徹底解説します。買付余力の確認からポートフォリオの分析まで、スムーズに使いこなすためのガイドとしてご活用ください。
📌 この記事で分かること
- ✅ 資産総額の確認:現金と株式を合わせた「現在の時価」を知る方法
- ✅ 評価損益の読み解き方:「含み損益」と「実現損益」の違いをマスター
- ✅ 買付余力の見方:あといくら株が買えるのか、即座に判断するコツ
- ✅ スマホアプリの操作:「松井証券 株アプリ」での最短チェック手順
- ✅ 分析ツール:自分のポートフォリオ(資産構成)を可視化する方法
松井証券(PC版)で資産状況を確認する基本手順
じっくりと腰を据えて資産推移を分析したい時は、情報量の多いPC版(会員サイト)が最適です。まずは最も基本となる「資産状況」の開き方を確認しましょう。
🌐 PC版の操作ルート
松井証券公式サイトにログイン後、上部メインメニューの「資産状況」をクリックします。
この画面を開くと、主に以下の3つの重要セクションが表示されます。
1. 資産合計(時価評価額)
口座に入っている「現金(預り金)」と、いま保有している「株式の時価」をすべて合算した金額です。これが「あなたの現在の純資産」となります。
2. 評価損益(含み損益)
保有している株を「いま売ったとしたら、いくら利益(または損失)が出るか」を示したものです。赤字でプラスなら含み益、青字(またはマイナス)なら含み損となります。
3. 買付余力
現在、新しい株を買うために使える現金の最大額です。売却したばかりの資金や、出金指示中の資金などが反映されるため、銀行残高とは異なる場合があります。
スマホアプリ「松井証券 株アプリ」での確認方法
外出先や隙間時間にサッと状況を確認するなら、スマホアプリが便利です。直感的な操作で、銘柄ごとの騰落をチェックできます。
📱 アプリ版の最短チェック術
- アプリにログイン後、下部メニューの「資産状況」をタップします。
- 画面上部に「資産合計」と「評価損益」が大きく表示されます。
- 「保有銘柄」タブをタップすると、銘柄ごとの個別損益が一覧で表示されます。
💡 コツ:画面を下にスワイプ(引っ張る)すると、最新の株価に基づいたデータに更新されます。
資産管理画面の重要用語を正しく理解する
画面に並ぶ数字の意味を正しく理解することで、冷静な投資判断ができるようになります。特に間違いやすい項目を詳しく見ていきましょう。
| 用語 | 意味とチェックポイント |
|---|---|
| 前日比 | 前日の取引終了時点と比べて、資産がいくら増減したかを示します。市場全体の動きと比較しましょう。 |
| 評価単価 | 現在市場でついている株価(時価)のことです。 |
| 取得単価 | あなたがその株を平均していくらで買ったかを示す数値です。手数料分も含まれる場合があります。 |
| 預り区分 | 「特定」「一般」「NISA」のどれで保有しているか。税金の計算に関わる重要な項目です。 |
ポートフォリオ分析機能で資産の偏りをチェック
松井証券の資産管理画面には、単なる数字の羅列だけでなく、視覚的に資産構成を確認できる機能があります。
PC版の資産状況画面にある「資産構成図」を確認してみましょう。保有している銘柄が「どの業種(セクター)に偏っているか」「国内株・米国株・現金の比率は適切か」が円グラフで一目で分かります。
特定の銘柄や業種に資産が集中しすぎていると、その業界に不祥事や悪材料が出た際に資産全体が大きくダメージを受けてしまいます。定期的にこの円グラフをチェックし、分散投資が効いているか確認する習慣をつけましょう。
「実現損益」を確認して年間の成績を把握する
資産状況画面で見ているのは「未確定の利益(含み益)」ですが、実際に売却して確定した利益は「実現損益」画面で確認します。
📈 実現損益の確認ルート(PC)
上部メニューの「資産状況」の中に「実現損益」というサブメニューがあります。ここで「期間(今年1年など)」を指定すると、これまでに確定させた利益と損失の合計が表示されます。
確定申告が必要かどうか、また今年の投資戦略が正しかったのかを振り返るための非常に重要なデータとなります。
【実践】資産管理画面を120%活用するテクニック
ただ画面を眺めるだけでなく、資産管理をより効率化し、リスクを抑えるための上級者向けの設定・活用術を紹介します。
⚡️ 買付余力を「即時反映」させる方法
「株を売ったのに、すぐ新しい株が買えない」という経験はありませんか?松井証券では株を売却した資金は即座に「買付余力」として反映されますが、現金を銀行から移した場合は「ネット振込(即時入金)」を利用しないと反映に時間がかかる場合があります。 資産管理画面の「入出金」メニューから即時入金を利用することで、チャンスを逃さず運用できます。
⚡️ 「資産推移グラフ」でメンタルを安定させる
毎日の小さな値動きに一喜一憂しそうな時は、期間を長めに設定した「資産推移グラフ」を見ましょう。 数日単位ではマイナスでも、数ヶ月・数年単位で右肩上がりになっていれば、今の投資方針に自信を持つことができます。資産管理画面の「履歴・報告書」セクションから、長期の資産推移を確認することが可能です。
損切りの判断基準として活用する
保有銘柄一覧画面では、評価損益がパーセント(%)でも表示されます。あらかじめ「マイナス10%になったら機械的に売る(損切り)」と決めておき、その数値に到達していないか毎日チェックすることで、致命的な大損を未然に防ぐことができます。
資産管理画面で「数字が合わない」と焦る前に確認すべきこと
資産管理画面を見ていると、「入金したはずなのに反映されていない」「株を売ったのに出金できる金額が増えていない」といった現象に遭遇することがあります。これは故障ではなく、証券業界特有のルールによるものです。
⚠️ 「約定日」と「受渡日」のタイムラグ
株を売買した日は「約定日」と呼ばれますが、実際に現金や株の受け渡しが行われるのは、その2営業日後(受渡日)です。
そのため、株を売却してすぐに資産合計額には反映されますが、そのお金を銀行へ出金できるようになるまでには中1日(土日を除く)待つ必要があります。このタイムラグを理解しておくと、資金計画が立てやすくなります。
「買付余力」と「出金余力」の違いをマスターする
松井証券の画面には、似たような名前の「余力」が複数表示されます。それぞれの意味を正しく使い分けましょう。
| 項目名 | 何に使う数字か |
|---|---|
| 買付余力 | 「今、株を買う」ための資金。売却直後の資金もすぐに反映され、次の投資に使えます。 |
| 出金余力(出金可能額) | 「今、銀行へ戻せる」資金。受渡日が到来していない売却代金はここには含まれません。 |
| 委託保証金 | 信用取引を行っている場合に表示される項目。現物取引のみの方は気にする必要はありません。 |
資産管理を自動化する「プッシュ通知」の活用術
毎日画面を開くのが面倒な方や、仕事が忙しくて相場を見られない方におすすめなのが、松井証券アプリの通知機能です。
🔔 資産を守るための3つの設定
- 約定通知:注文が成立した瞬間に通知が届きます。意図しない価格で買えていないか即座に確認できます。
- 株価アラート:保有銘柄が一定の価格まで「上昇」または「下落」した時に知らせてくれます。資産管理画面を常に監視する必要がなくなります。
- 重要なお知らせ:保有銘柄の決算発表や権利落ちなど、資産額に大きな影響を与えるイベントを逃さず把握できます。
定期的な「資産の棚卸し」で投資の質を上げる
月に一度は、資産管理画面のデータをエクセルやノートに記録する「資産の棚卸し」を行いましょう。 単なる損益だけでなく、「現金比率」を意識することが重要です。
相場が絶好調な時はついつい現金をすべて株に変えてしまいがちですが、資産管理画面で「現金(買付余力)」が少なくなっていることに気づけば、暴落に備えて一部を利益確定するといった冷静な判断が可能になります。 松井証券の分かりやすい画面を「守りの投資」にも役立てていきましょう。
まとめ:日々の確認が「負けない投資」を作る
松井証券の資産管理画面は、あなたの投資の「健康診断書」のようなものです。最初は数字の多さに戸惑うかもしれませんが、今回紹介した以下のポイントを重点的にチェックすればOKです。
- 資産合計:口座全体の時価総額を確認する
- 評価損益:保有中の株の「含み損益」を把握する
- 買付余力:次に投資できる現金の余力を確認する
- 資産構成:特定銘柄への偏りがないかチェックする
特に暴落時などは画面を見るのが辛くなることもありますが、正確な現在地を知ることこそが、次の利益への第一歩となります。


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