「貯まったポイントで投資できたらいいのに…」そう思ったことはありませんか?
実は今、現金を使わずに投資を始められる“ポイント投資”が注目されています。
中でもSBI証券の「Vポイント投資」は、三井住友カードと連携することで、日々の買い物で貯まったVポイントをそのまま投資信託の購入に使える仕組みです。
以前は「Tポイント投資」が人気でしたが、2024年にTポイントとVポイントが統合され、現在は「新・Vポイント投資」に一本化されています。
この記事では、SBI証券のVポイント投資について、仕組み・始め方・メリット・注意点まで初心者向けに徹底解説していきます。
Vポイント投資とは?基本の仕組み
Vポイント投資とは、三井住友カードなどで貯めたVポイントを使って、SBI証券で投資信託を購入できるサービスです。
たとえば、日々の買い物や公共料金の支払いでVポイントが1,000ポイント貯まっていた場合、そのまま1,000円分の投資に使うことができます。
従来のように「現金で買う」というハードルを下げ、ポイント=投資の第一歩として活用できるのがこのサービスの魅力です。
■ ポイント投資の主な特徴
- ✔ 現金がなくても投資できる
- ✔ 少額(1ポイント=1円)から始められる
- ✔ クレカ積立と合わせて自動的に投資できる
投資初心者やポイ活をしている人にとって、「貯めるだけだったポイントを資産に変える」画期的な仕組みと言えるでしょう。
SBI証券でVポイント投資ができる条件と対象商品
Vポイント投資を利用するには、以下の条件を満たす必要があります。
必要なもの | 詳細 |
---|---|
SBI証券の総合口座 | 証券口座開設が前提。NISA口座でも利用可能。 |
三井住友カード(Vポイント対象) | Vpass登録済であることが必要。対象カード多数あり。 |
連携設定(SBI証券 × Vポイント) | 証券口座とVpassアカウントの連携が必要。 |
対象となる商品は投資信託のみで、個別株式には利用できません。 しかし、SBI証券で購入可能な数百本のファンドが対象となっており、人気のeMAXIS SlimシリーズやSBI・Vシリーズなども含まれています。
「つみたてNISA」でもVポイントを併用可能なため、節税+ポイント活用というダブルメリットが得られます。
Vポイント投資の始め方【ステップ形式】
ここでは、Vポイント投資を始める手順を4ステップで紹介します。
STEP①:SBI証券の口座開設
まずはSBI証券の総合口座を開設します。すでに口座を持っている方はそのまま利用可能です。
STEP②:三井住友カードとVpassの登録
Vポイント投資を利用するには、Vpassアカウント(Web明細管理サービス)の登録が必要です。対象カード(NLカード、ゴールド、プラチナなど)を用意しましょう。
STEP③:SBI証券とVpassを連携
SBI証券のマイページから「ポイントサービスの設定」へ進み、Vポイントを選択して連携手続きを行います。
STEP④:投資信託を選び、Vポイントを使用して購入
投資信託の購入画面で「Vポイントを使用」にチェックを入れることで、1ポイント単位で購入代金に充当可能になります。
また、毎月のクレジットカード積立投資にもVポイントを自動で充当する設定が可能です。これにより、完全放置でポイントが投資に変わる状態を作ることができます。
Vポイント投資のメリット・デメリット
Vポイント投資には、他の投資方法にはないユニークな特徴があります。メリットとデメリットの両面をしっかり理解して、上手に活用しましょう。
✅ メリット
- ✔ 現金不要で投資できる → ポイントという「余剰資産」で始められるため、心理的ハードルが低い。
- ✔ 少額からスタート可能 → 1ポイント=1円で、100円分・500円分でも投資OK。
- ✔ クレカ積立と併用でお得 → 三井住友カードの積立投資でVポイント還元、さらにそのポイントで再投資が可能。
- ✔ 投資のシミュレーションにも使える → リスクを抑えて、「投資を体感」できる学習ツールとして活用可能。
✖ デメリット
- ▲ 対象が投資信託に限定 → 株式やETFには利用不可。ファンドの選択肢に絞られる。
- ▲ クレカ積立と同時に使うには設定が必要 → Vポイント併用は自動でONにならない。初期設定を忘れないよう注意。
- ▲ ポイント残高の確認・反映にタイムラグあり → ポイント付与のタイミングや反映時期によっては「使いたいときに使えない」ケースも。
上記を踏まえて、Vポイント投資は「まずは試したい初心者」や「クレカを活用して効率よく投資したい人」にとって最適な選択肢といえるでしょう。
他社との比較|楽天証券・auカブコム証券など
ポイント投資を提供している主なネット証券は以下の通りです。SBI証券の位置づけを明確にするために、比較表で見てみましょう。
証券会社 | 対応ポイント | 投資対象 | ポイント利用方法 |
---|---|---|---|
SBI証券 | Vポイント | 投資信託 | 手動購入 or クレカ積立併用 |
楽天証券 | 楽天ポイント | 投信・株・ETF | 手動・自動積立いずれも対応 |
auカブコム証券 | Pontaポイント | 投資信託 | 手動・一部自動設定可 |
マネックス証券 | dポイント | 投資信託 | 手動購入のみ |
SBI証券は、「クレカ積立との連携が強み」である点が他社と異なります。積立によるVポイント還元 → Vポイント再投資という循環がつくれる点は、非常に効率的です。
楽天証券が個別株・ETFにも対応しているのに対し、SBI証券は「投信一本に特化」している点が特徴です。
SBI証券のVポイント投資が向いている人
ここまでの内容を踏まえて、SBI証券のVポイント投資が特に向いている人のタイプをまとめます。
- ✔ ポイントを「使う」から「増やす」へ変えたい人
- ✔ クレジットカードを日常的に使っている人
- ✔ 現金を使わずに投資を試したい初心者
- ✔ NISAと組み合わせて効率的に資産形成したい人
生活と投資をリンクさせる「現代型マネー戦略」として、Vポイント投資は非常に優れた入り口です。
まずは1,000ポイントからでもOK。小さな一歩が、将来の資産形成につながるかもしれません。
よくある質問(FAQ)
Q1. Vポイントだけで投資することはできますか?
Q2. クレカ積立とVポイントは同時に使えますか?
Q3. Vポイントはどのタイミングで反映されますか?
Q4. 家族のVポイントを使うことはできますか?
まとめ|Vポイントを活用して、投資をもっと身近に
三井住友カードで貯めたVポイントを使って、SBI証券で手軽に投資ができる「Vポイント投資」。
現金を使わずに資産形成をスタートできる新しい選択肢として、多くの初心者から注目を集めています。
- ✔ クレカ積立と連動してポイントも活用できる
- ✔ 投資信託で分散投資ができ、つみたてNISAとの併用も可能
- ✔ 少額から実践できて、投資の勉強にもなる
あなたもまずはVポイントを連携して、1ポイントから投資の世界に一歩踏み出してみてはいかがでしょうか?
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