近年、多くの個人投資家が「米国ETF(上場投資信託)」に注目しています。その理由は、少額から分散投資ができ、低コストかつ優れたリターンを狙える商品がそろっているからです。S&P500に連動する「VOO」や全世界株式に投資できる「VT」など、初心者にもわかりやすく魅力的な銘柄が多く、NISA制度との相性も良好です。
とはいえ、初めて米国ETFに挑戦する方にとっては、どの証券口座が良いのか?円貨・外貨どちらで買うべき?手数料や為替の仕組みは?など、不安や疑問が多いのも事実です。
この記事では、初心者向けに米国ETFの買い方・始め方をステップバイステップで解説します。
米国ETFとは?日本のETFとの違い
ETF(Exchange Traded Fund)は、株式市場に上場している投資信託です。中でも米国ETFとは、アメリカの証券取引所(NYSEやNASDAQなど)に上場しているETFを指します。
| 比較項目 | 米国ETF | 日本ETF |
|---|---|---|
| 上場市場 | 米国(NYSE、NASDAQなど) | 東京証券取引所など |
| 通貨 | 米ドル建て | 日本円建て |
| 銘柄数 | 非常に豊富(3000以上) | 限定的(200前後) |
| 流動性 | 高い | 銘柄により差がある |
| 信託報酬 | 低コストが多い(例:VOOは0.03%) | やや高め(0.1〜0.5%) |
米国ETFを買うために必要な準備
✅ 1. 証券口座を開設する(外国株対応)
外国株に対応している国内証券会社を利用します。以下の3社が代表的です:
- 楽天証券
- SBI証券
- マネックス証券
どの証券会社もスマホアプリ・パソコンで簡単に取引でき、米国ETFの取扱数も豊富です。
✅ 2. NISA・新NISAの活用を検討する
2024年から始まった新NISAでは、成長投資枠を使って米国ETFを購入することが可能です。NISA口座を使えば、米国ETFの分配金や売却益が非課税になるため、非常に有利です。
ただし、米国での10%の源泉徴収税は非課税になりません。この点は後述する「税金」の章で解説します。
米国ETFの買い方ステップバイステップ
ここでは、楽天証券を例に「VOO(S&P500連動型ETF)」を買うまでの手順を解説します。
STEP1:証券口座の開設とNISA設定
楽天証券などの口座を開設し、「外国株式取引」「NISA口座(任意)」の設定も同時に進めます。本人確認書類のアップロードを行えば、最短数日で口座開設が完了します。
STEP2:円貨決済 or 外貨決済を選ぶ
米国ETFは「米ドル」で取引されるため、円→ドルの両替が発生します。証券会社によっては:
- 円貨決済(自動で両替される)
- 外貨決済(あらかじめドルを用意しておく)
の2パターンが選べます。初めての方は、手軽な「円貨決済」がおすすめです。
STEP3:銘柄検索・買付注文
「VOO」「VT」「VTI」などのティッカーシンボルで検索し、購入株数を入力して注文を出します。
購入可能時間は、米国市場の営業時間(23時30分〜翌6時)が基本ですが、国内証券では時間外注文も対応しています。
米国ETF購入時の注意点
⚠️ 為替レートと手数料
ETF価格は米ドルで表示されているため、円高・円安の影響を受けます。また、両替には為替手数料(通常1ドルあたり0.25円前後)が発生します。
⚠️ 米国市場の時差
米国市場は日本時間の深夜に開いているため、リアルタイム取引は夜間になります。ただし、日中でも「指値注文」を使えば発注可能です。
⚠️ 分配金の税金
米国ETFの分配金には、米国で10%の源泉徴収税、日本で20.315%の課税がかかります。ただし、確定申告で「外国税額控除」を使えば、一部を取り戻せる場合があります。
6. おすすめ証券会社3社を比較
| 証券会社 | 特徴 | 為替手数料 | 米国ETFの自動積立 | スマホ対応 |
|---|---|---|---|---|
| 楽天証券 | ポイント投資が可能 | 片道25銭 | ○ | ○ |
| SBI証券 | 外貨積立・手数料が安い | 片道4銭(住信SBI経由) | ○ | ○ |
| マネックス証券 | 取扱銘柄数が多い | 片道25銭 | △ | ○ |
よくある質問(FAQ)
Q:1株から買えるの?
A:はい。米国ETFは1株単位で購入可能です。VOOやVTなどは1株3〜5万円程度から始められます。
Q:つみたてNISAで米国ETFは買える?
A:いいえ。つみたてNISAでは買えませんが、一般NISA・新NISA(成長投資枠)では購入可能です。
Q:配当金はどこに振り込まれる?
A:証券口座に自動で入金されます。再投資設定(DRIP)も一部証券会社で利用可能です。
まとめ|まずは小さく始めて、慣れることが大切
米国ETFは、世界経済の成長を取り込める効率的な資産形成手段です。買い方自体は難しくありませんが、通貨・時差・税制など日本国内とは異なる点があるため、少額から始めて学んでいくのがおすすめです。
証券口座の開設とNISAの活用をしっかり行えば、税金面でも有利な投資環境が整います。
まずは1株、ETF投資を体験してみてはいかがでしょうか?
証券会社は「勢いで作る」よりも、目的を決めて“使い続けやすい1社”から小さく始めるのが失敗しにくいです。 まずは次の3つだけ意識すれば、迷いと遠回りがかなり減ります。
- 目的を1つ決める:NISA中心/米国株/短期売買など
- 使う端末を決める:スマホ完結か、PCで分析したいか
- まずは1社でOK:慣れてから2社目を検討(必要な人だけ)
よくある不安を先に潰すと、迷いが一気に減ります
Q1. 口座は1社でいい?複数作るべき?
A. 最初は1社でOKです。やりたい投資が増えたら2社目を検討すれば十分です。
Q2. NISA中心ならどれが無難?
A. 迷うなら「総合力」で選ぶのが無難。まずは“迷わず使える”を優先すると失敗しにくいです。
Q3. ツールの使いやすさって重要?
A. めちゃくちゃ重要です。投資は「続けるほど強くなる」ので、ストレスが少ない環境は継続率に直結します。
① マネックス証券|分析しながら中長期で育てたい人向け
「なんとなくで買う」のが不安な人ほど相性が良いタイプ。 情報・分析を使って納得して判断しながら積み上げたい人に向きます。
- 向いている人:NISA中心+勉強しながら資産形成したい
- 強み:情報・分析で判断しやすい/長期投資の相性が良い
- 注意点:短期売買メインの人は“ツール特化型”も検討余地
② GMOクリック証券|ツール重視でテンポよく取引したい人向け
操作のストレスが少ないほど、投資は続きます。 GMOクリック証券は取引のしやすさ・スピード感を重視する人にハマります。
- 向いている人:スマホ/PCでサクサク取引したい(短期〜中期も視野)
- 強み:ツールが直感的/取引がスムーズで迷いが減る
- 注意点:分析や学びの導線重視ならマネックスも比較
③ 楽天証券|初心者で迷わず始めたい人向け
「まず口座を作って動き出す」が一番大事。 楽天証券は総合力で“最初の1社”になりやすいのが強みです。
- 向いている人:NISA中心で堅実にスタートしたい/迷いを減らしたい
- 強み:導線が分かりやすい/使い続けやすい総合力
- 注意点:分析特化で攻めたいならマネックスも候補
「よし、始めよう」と思ったら、やることはシンプルです。 最初は背伸びせず、“小さく・確認しながら”進めれば大丈夫です。
- 目的を決める(NISA中心/米国株/ツール重視など)
- 口座開設(入力 → 本人確認)
- 初期設定(入出金・セキュリティ・通知)
- 少額で購入(まずは操作に慣れる)
迷ったら、上の「タイプ別おすすめ3社」から公式サイトへ進むのが一番スムーズです。


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