「楽天銀行カードと通常の楽天カードの違いが分からない」「キャッシュカード一体型は便利そうだけど不便な点はあるの?」と悩んでいませんか?
結論からお伝えすると、楽天銀行カードは「楽天銀行のキャッシュカード」と「クレジットカード機能」が1枚にまとまった利便性の高いカードです。しかし、引き落とし口座が楽天銀行に固定されることや、家族カードが発行できない点、選べる国際ブランドが制限される点など、通常の楽天カードとは異なる注意点が存在します。本記事では、両者のスペック比較からメリット・デメリット、向いている人の特徴まで分かりやすく解説します。
📝 この記事で分かること
- ✅ 基本機能の違い: キャッシュカード一体型(楽天銀行カード)とカード単体(楽天カード)の相違点
- ✅ スペック比較: 年会費・還元率・国際ブランド・家族カード・引き落とし口座の比較
- ✅ メリット・デメリット: お財布の整理整頓と、紛失・機能制限などのリスク
- ✅ 最適な選び方: どちらを選ぶべきかの判断基準と切り替え時の注意点
1. 楽天銀行カードと楽天カードの概要
楽天グループが提供するクレジットカードには複数の種類が存在します。中でも混同されやすい「楽天銀行カード」と「通常の楽天カード」について、それぞれの基本的な立ち位置とコンセプトを把握しましょう。
楽天銀行カードとは?キャッシュカード一体型カードの特徴
楽天銀行カードは、楽天銀行の「キャッシュカード」と楽天カードの「クレジットカード」が1枚のプラスチックカードに統合された一体型カードです。
発行主体は楽天銀行(提携:楽天カード株式会社)となっており、ATMでの現金預け入れ・引き出し機能と、店舗やネットショップでのクレジット決済機能を1枚でカバーできます。お財布の中身をコンパクトにまとめたい方や、楽天銀行を日常的なメインバンクとして活用している方に選ばれています。
通常の楽天カードとは?クレジットカード単体カードの特徴
通常の「楽天カード」は、クレジットカード機能のみを備えた単体のカードです。楽天カード株式会社が直接発行しており、国内トップクラスの知名度と発行枚数を誇ります。
引き落とし口座を全国の多様な金融機関(メガバンク、地方銀行、ゆうちょ銀行、ネット銀行など)から自由に指定できる点や、国際ブランドを複数の選択肢から選べる点が特徴です。家族カードや2枚目の楽天カードの発行など、フレキシブルな運用が可能です。
2. 楽天銀行カードと楽天カードの主要項目比較表
楽天銀行カードと通常の楽天カードの主な仕様やサービス内容の違いを一覧表で比較します。ご自身が求める機能が満たされているか確認してみてください。
| 比較項目 | 楽天銀行カード | 通常の楽天カード |
|---|---|---|
| カードの形態 | キャッシュカード一体型 | クレジットカード単体 |
| 年会費 | 永年無料 | 永年無料 |
| 基本ポイント還元率 | 1.0%(100円につき1ポイント) | 1.0%(100円につき1ポイント) |
| 引き落とし口座 | 楽天銀行のみ(固定) | 全国の金融機関を自由に設定可能 |
| 選択できる国際ブランド | JCBのみ(原則) | Visa, Mastercard, JCB, American Express |
| 家族カードの発行 | 不可 | 可能(年会費無料) |
| ETCカードの発行 | 可能(条件により年会費有料/無料) | 可能(条件により年会費有料/無料) |
| 2枚持ち(追加発行) | 制限あり(規約により不可の場合あり) | 可能(2枚目の楽天カード作成可能) |
3. 料金・コストの違い(年会費・手数料・金利)
カードを維持・利用するにあたって発生するコストについて詳しく確認していきましょう。
年会費と発行コスト
楽天銀行カード、通常の楽天カードともに**年会費は永年無料**です。カードの発行にあたって特別な手数料が発生することは基本的にありません。
無駄な維持費をかけずにクレジットカードおよび銀行キャッシュカードを所有できる点は、両者に共通する大きなメリットです。
各種手数料と金利(リボ払い・分割払いの注意点)
ショッピングの一括払いであれば手数料は一切かかりません。しかし、分割払いやリボ払い(リボルビング払い)、キャッシング機能を利用する際には、所定の利息や手数料が発生します。
⚠️ リボ払い(リボルビング払い)の利用に関する注意点
リボ払いは毎月の支払額を一定に設定できる利便性がある反面、手数料率(実質年率)が設定されており、利用残高が多くなると返済期間が長期化し、手数料負担が大きくなるリスクがあります。利用の際は計画的に返済シミュレーションを行い、計画的な管理を徹底してください。
※金利・手数料率やキャンペーン等の条件は変更される場合があります。正確な最新情報は必ず楽天カード公式サイトにてご確認ください。
4. 機能・サービス内容の詳細比較
日常の使い勝手を左右する具体的な機能や制限事項について、それぞれの特徴を掘り下げて比較します。
1枚で2役!キャッシュカード一体型のメリットと注意点
楽天銀行カード最大の魅力は、銀行のキャッシュカードとクレジットカードが1枚に凝縮されている点です。財布に入れるカードの枚数を減らせるため、ミニマリストや荷物を減らしたい方に適しています。
一方で、磁気不良や破損、紛失・盗難に遭った場合、**「銀行ATMでの出出金」と「クレジットカード決済」の両方が同時に利用できなくなる**というリスクが伴います。カードの再発行が完了するまでの間、代替の決済手段や現金確保の手段を用意しておく必要があります。
引き落とし口座の指定範囲(楽天銀行固定 vs 自由設定)
楽天銀行カードは、構造上引き落とし口座が**「楽天銀行」に完全固定**されます。他行の口座を引き落とし先として選択することはできません。
一方、通常の楽天カードは、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行、ゆうちょ銀行、地方銀行など、全国の金融機関を自由に引き落とし口座として設定できます。「生活費決済口座を変えたくない」「すでに別の銀行をメインバンクにしている」という方は、通常の楽天カードを選ぶのが現実的です。
選択できる国際ブランドの違い
通常の楽天カードでは、Visa、Mastercard、JCB、American Expressの4種類のブランドから希望に合わせて選ぶことができます。
対照的に、楽天銀行カードで選択できる国際ブランドは原則として**JCBのみ**です(※申込時期や規約により異なる場合があります)。海外旅行や海外ECサイトでVisaやMastercardをメインに使いたいと考えている場合は、通常の楽天カードを選択するのが無難です。
家族カード・2枚目カードの発行可否
通常の楽天カードでは、配偶者や満18歳以上(高校生除く)の家族に対して無料の「家族カード」を追加発行できます。家族でポイントを一元管理したい場合に大変重宝します。
しかし、**楽天銀行カードでは家族カードの発行ができません**。また、楽天カードが提供している「2枚目の楽天カード作成サービス」に関しても、楽天銀行カードを保有している場合は対象外となったり制約がついたりするケースがあるため注意が必要です。
楽天ポイント・SPU(スーパーポイントアッププログラム)の還元率
カード利用時のポイント還元率はどちらも1.0%(100円の利用につき1楽天ポイント)で同等です。
また、楽天市場での買い物がポイントアップする「SPU(スーパーポイントアッププログラム)」においても、「楽天銀行口座から楽天カード代金を引き落とす」という条件を満たせば、どちらのカードを使っていても同様のポイント倍率アップ特典を享受できます。
5. 使いやすさ・サポート面の比較
アプリ管理やセキュリティ対応など、運用面での違いを比較します。
明細確認とアプリ管理の利便性
通常の楽天カードは、「楽天カードアプリ」ひとつで月々の利用明細や支払金額の変更、ポイント数の確認が完結します。
楽天銀行カードの場合、クレジットカード機能の明細は「楽天カードアプリ」または「楽天e-NAVI」で確認し、銀行口座の残高や預貯金の出入金履歴は「楽天銀行アプリ」で確認します。1枚のカードでありながら管理画面がサービスごとに分かれている点については、あらかじめ把握しておくとスムーズです。
問い合わせ窓口とセキュリティ対策
カードの紛失や盗難、不正利用が疑われる際のお問い合わせ窓口にも違いがあります。
- 通常の楽天カード: 楽天カードコンタクトセンター(盗難・紛失専用ダイヤル)
- 楽天銀行カード: 楽天銀行カスタマーセンターおよび楽天カードの各窓口
楽天銀行カードのトラブル時には、銀行口座の停止手続きとクレカ機能の停止手続きが必要になる場合があるため、万が一に備えて緊急連絡先を控えておくと安心です。
6. 楽天銀行カードと楽天カードはどちらがおすすめ?向いている人を解説
ここまでの比較を踏まえ、どのような人にどちらのカードが適しているかを整理しました。
楽天銀行カードが向いている人
楽天銀行をメインバンクとして既に使っている人
給与振込や日常生活のメイン口座に楽天銀行を指定しており、口座管理とクレジットカード決済をひとつにまとめたい方にぴったりです。
財布の中身を最小限に抑えたいミニマリストの人
キャッシュカードとクレジットカードが1枚に凝縮されるため、カードケースや財布をスッキリさせたい方に大きな利便性があります。
家族カードを作る予定がなく、JCBブランドで問題ない人
自分専用のカードとして利用し、日本国内の店舗やネットショッピングでの利用が中心で、JCBブランドがあれば十分という方に適しています。
通常の楽天カードが向いている人
メガバンクや他行の口座から引き落としたい人
三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行、ゆうちょ銀行など、既存の銀行口座から代金を引き落としたい方は通常の楽天カード一択です。
VisaやMastercardなど幅広い国際ブランドを選びたい人
海外旅行や海外ECサイトの利用機会が多い方や、店舗を選ばず使いやすいVisaやMastercardを発行したい方に向いています。
家族カードを発行したい人・2枚目のカードを作りたい人
生計を共にするご家族に家族カードを持たせたい方や、用途別に2枚目の楽天カードを追加発行したい方は通常の楽天カードを選びましょう。
7. 選び方と切り替え時の注意点
既にどちらかのカードを所有しており、カードの種類を切り替えたい(楽天カードから楽天銀行カードへ変更するなど)場合の手続きと注意点について解説します。
切り替えには「解約」手続きが必要になるケースがある
通常の楽天カードから楽天銀行カードへ変更する場合、Web上での簡単なコース変更ではなく、**一度所有している楽天カードを解約してから、あらためて楽天銀行カードに新規申し込みを行う手続き**が必要となるケースがあります。
カードを一度解約して作り直す際には、以下の注意点が生じます。
- カード番号の変更: クレジットカード番号が変わるため、公共料金や通信費、サブスク等の支払い登録を変更する必要があります。
- 再審査の実施: 新規お申し込み扱いとなるため、改めて所定の入会審査が行われます。(※審査基準は公開されておらず、必ず通るとは限りません)
- 付帯機能の再設定: ETCカードやEdy機能などを利用している場合、再発行や引き継ぎ手続きが必要になる場合があります。
💡 ポイントの引き継ぎについて
解約・再申し込みを行う際、旧カードと同じ「楽天会員ID」を使用して手続きを行えば、貯まっている楽天ポイントはそのまま引き継がれます。楽天会員IDを新しく作り直してしまうとポイントが失効するおそれがあるため注意してください。
口座開設とカード発行のおすすめ運用パターン
「楽天銀行の口座を開設してSPU(ポイントアップ)の恩恵を受けたいが、家族カードやVisaブランドも捨てがたい」という場合は、**「楽天銀行の口座開設(単体キャッシュカード)」+「通常の楽天カード発行(引き落とし先を楽天銀行に設定)」**という組み合わせがおすすめです。
この方法であれば、カードは2枚になりますが、機能面の制約を受けることなく、SPUのポイントアップ条件(楽天銀行からの引き落とし設定)も達成することができます。
まとめ
楽天銀行カードと通常の楽天カードは、それぞれ異なる強みと注意点を持っています。
- 楽天銀行カード: キャッシュカード一体型で財布がすっきり。引き落としは楽天銀行限定、国際ブランドはJCBメイン、家族カード不可。
- 通常の楽天カード: 口座の選択肢が自由でブランドも選べる。家族カードや2枚持ちにも対応。
どちらを選んでも基本還元率は1.0%であり、楽天銀行口座からの引き落とし設定により楽天市場でのSPU特典も活用できます。「お財布を1枚でスッキリさせたいか」「自由なカスタマイズ性や家族カードを重視するか」という軸で選択してください。
なお、各種特典、キャンペーン内容、手数料、規約等は変更される可能性があるため、お申し込みの際は必ず公式サイトの最新情報をご確認ください。
よくある質問(FAQ)
楽天銀行カードおよび楽天カードに関して、読者からよく寄せられる質問と回答をまとめました。

